ライフ

ブラック介護の見分け方 職員同士の会話と表情を確認すべし

 パッと見や謳い文句に載せられていざ老人ホームに入居してみたら、実は「ブラック介護」だった──そんな目に遭わないために、事前に確認すべきチェックポイントについて専門家に聞いた。

 いうまでもないが、実際に入居者に介護を施すのは施設の建物ではなく介護職員だ。介護職員の対応が悪ければ、最悪、入居者への虐待にもつながりかねない。社会福祉学者で淑徳大学教授の結城康博氏がいう。

「いくら施設の建物がきれいでも、そこで行なわれている介護の質が悪ければ意味がありません。介護を提供するのは職員ですから、職員が働く環境がどうなっているのか、介護現場の雰囲気をしっかり見ておく必要があります」

 介護現場の実態をチェックするのは難しいが、見学の際にできるのは、職員にこと細かに質問することだと介護ジャーナリストの小山朝子氏はいう。

「細かい質問に職員がひとつひとつ丁寧に対応してくれるかどうかがポイントです。面倒臭がらずに答えてくれるかどうかは、入居者に対するひとつひとつのケアが丁寧なのかどうかの判断材料になります」

 もちろん見学者や入居者への丁寧な対応や言葉づかいも、“その時だけ”丁寧である可能性がある。そこでチェックしたいのが、職員同士の会話だ。見学者に対してはよそ行きの顔をしていても、見学とは関係のないところにいる職員同士の会話には“素”が出やすいからだ。

「職員同士が横柄な口のきき方をしているようなら、入居者に対しても横柄な態度を取る可能性があります。あとは職員の表情。楽しそうに働いているか、疲れてしんどそうにしているか。いっぱいいっぱいの状態で顔色が悪いようなら、働く環境が相当悪い」(前出・結城氏)

※週刊ポスト2015年10月16・23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

アワードディナーに初めて出席した真美子さん(提供:soya0801_mlb)
《鎖骨見せワンショルで“別人級”》大谷翔平の妻・真美子さん、晩餐会ファッションで見せたジャパン推しの“バランス感覚”【専門家が解説】
NEWSポストセブン
インフルエンサーのニコレッテ(20)
《南米で女性398人が誘拐・行方不明》「男たちが無理やり引きずり出し…」メキシコで人気インフルエンサー(20)が生きた状態で発見される【生々しい拉致映像が拡散】
NEWSポストセブン
公用車事故で乗客が亡くなったタクシーの運転手が取材に応じた(共同通信/hirofumiさん提供)
「公用車の運転手は血まみれ」「お客様!と叫んでも返事がなく…」9人死傷の公用車事故、生き残ったタクシー運転手が語った“恐怖の瞬間”「官僚2人がストレッチャーで運ばれていった」
NEWSポストセブン
およそ4億円を強奪した”黒ずくめ”の3人組はいったい何者なのか──(時事通信)
《上野・4億円強奪事件》「『キャー!!』と女性の悲鳴も」口元を隠した“黒ずくめ3人衆”が道路を逆走し暴走、緊迫の一部始終と事件前から目撃されていた「不審な車両」
NEWSポストセブン
女優・唐田えりか(Imaginechina/時事通信フォト)
唐田えりか(28)が「撮影中に感情移入して泣き出してしまった」背景とは…訴訟映画『恋愛裁判』の撮影現場で見せた“並々ならぬ思い
NEWSポストセブン
市川中車(右)と長男の市川團子
《大河ドラマに大抜擢》香川照之が導いた長男・市川團子と小栗旬の共演 作中では“織田信長と森蘭丸”として主従関係を演じる
週刊ポスト
(番組公式Xより)
《かつて原口あきまさが“告発”》モノマネ番組が次のステージへ “国宝”を決める新たな審査員の顔ぶれに『M-1』の影響か
NEWSポストセブン
SixTONES
《デビュー6周年》SixTONES&Snow Manの魅力を山田美保子さんが分析「メンバーそれぞれに“強み”がある」「随所で大きな花を咲かせたのはジュニア時代からの努力の賜物」
女性セブン
送検のため警視庁本部を出る佐藤伸一容疑者(右:共同)
《“色白すべすべボディ”の“ちっちゃい峰不二子”に…》「金もってこい!!」カリスマ東大教授が高額おねだりで収賄疑い…夢中になった”バニーガール風俗”の実態
NEWSポストセブン
NY晩餐会に出席した大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《大谷翔平にエスコートされて》妻・真美子さんがNY晩餐会で羽織った“シックな黒艶コート”は全サイズ売り切れ…ブランドは「場合によって再販の可能性」 
NEWSポストセブン
2025年に成年式を終えられた秋篠宮家の長男・悠仁さま
悠仁さまが30平米庶民派マンションで一人暮らし…大学生活で直面する「息苦しいまでの制約」とは? 〈過去の皇族には「部屋は警護室直通」「山荘を建てた」ケースも〉 
NEWSポストセブン
ニューヨーク晩餐会に出席した真美子さん(提供:soya0801_mlb)
《どの角度から見ても美しい》真美子さん、NY晩餐会で着用“1万6500円イヤリング” ブランドが回答した反響「直後より問い合わせが…」 
NEWSポストセブン