スポーツ
2015.10.22 07:00 週刊ポスト
西口文也 完全試合未遂よりも悔しかった「痛恨の一球」とは

西口文也投手の「忘れられない一球」とは?
今季限りで埼玉西武ライオンズを引退した西口文也投手(43)といえば、ノーヒットノーランおよび完全試合未遂がファンの間ではよく語られるが、西口自身にとって忘れられない痛恨の一球は、別の試合でのことだった。その西口の引退試合となった9月28日のロッテ戦。「ピッチャー西口」がアナウンスされた瞬間、地鳴りのような大歓声がわき起こった。
「スタンドが『13』のボードで一色になり、嬉しかった。フルカウントからの一球は最高のスライダーでしたが、ボールの判定。“最後なんだからストライク取ってくれよ”って思いました。打者の井口(資仁)も遠慮して振らなかったのでしょうね。ボールと言われて驚いた表情でした(笑い)。まァ、引退セレモニーで喋る時のネタになったので、オッケーかなと」(西口、以下「」内同)
西口が現役生活21年間で積み重ねてきた勝利数は182。200勝まで18勝と迫りながら引退することについては「悔いはない」と言い切る。
「プロに入る時はここまで勝てるとは想像もしてなかった。自分の中で“やりきった”と思えるから清々しい気分。解放感しかない」
西口といえば「悲運のエース」として知られる。ノーヒットノーランを2度、完全試合を1度、それぞれあと一歩のところで失敗し、“未遂”に終わった。
とくに完全試合は味方の援護がなく延長戦に突入。10回に初ヒットを許すという悲運を味わっている。
「心残りはありません。その3試合とも勝てていますから。記録としては残らないけどファンの記憶には残っている」
その言葉通り、忘れられない一球は、それらの“ノーヒッター未遂”の試合ではない。1996年4月14日のオリックス戦だ。
関連記事
トピックス

がん闘病の笠井信輔アナが抱いた「コロナを軽視する人々」への苛立ち
女性セブン

「難関校離れ」進む首都圏中学受験 直前の出願状況と併願校探しの肝
NEWSポストセブン

体調異変を包み隠さず公表された上皇陛下 サポートされる美智子さま
女性セブン

橋本環奈「時間が足りず」20時過ぎて… 会員制高級焼肉店で女子会
女性セブン

新型コロナのワクチン 日本政府が契約した3社の効果と不安材料
女性セブン

小倉優子、まるで20代のルックス「12分5万円」のエステ効果か
女性セブン

眞子さま結婚問題「天皇皇后両陛下と小室さんは一生会わない」事態も
女性セブン

ジャニーズJr.22才定年の衝撃 芸能界に「年齢制限」はあるのか
女性セブン