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特許 男性より女性のアイディアが商品化されやすい説が存在

 高視聴率で話題のドラマ『下町ロケット』(TBS系)。そのキーワードは「特許」だ。特許といえば、「ひと山当てれば大金持ちに!」という未イメージを抱く人も多いだろう。まさに、イチかバチかの世界だが、過去には主婦の発明が大きなヒット商品を生んだこともある。

 かかとがない健康スリッパとして一躍ブームになった「初恋ダイエットスリッパ」、1枚で大小サイズの鍋に使える「フリーサイズの落し蓋」、タコの足やカニの姿をしたウインナーなどが簡単に作れる「ウインナーカッター」など、身近な商品を主婦が発明しているのだ。『一人で特許「実用新案・意匠・商標」の手続きをするならこの1冊』(自由国民社刊)著者で、発明学会会長の中本繁実さんは、こう話す。

「特許で最も稼いだ主婦のかたは、洗濯機の糸くずをとる『クリーニングペット』(1967年開発)、『アクとりおとし蓋』(1978年開発)などを開発した女性です。多いときで特許使用料が月に数百万円、トータルで3億円ほどありました」

 ちょっとしたアイディアで、億万長者になれる可能性を秘めた特許。しかも、「男性よりも女性のほうが商品化されやすい」と、中本さんは続ける。

「発明は生活への不満から生まれます。料理や洗濯などの家事や日常生活で不便を感じたときに、“改善しよう”と思える人が発明家に近づく。そうした視点を持っているのは、女性のほうが多いからではないでしょうか」

 ただし、みんながそう簡単に儲けられるわけではない。発明の世界は、1000のアイディアのなかで商品になるのは3つ、といわれるくらい厳しい。また、3億円を稼いだ主婦も、急に大金持ちになったことで家庭不和になってしまったというから、ある日突然億万長者になるのは不安もある。

 生活密着の細かなものから、ロケット、ノーベル賞という大きな夢、幸せも不幸せも詰まっている特許の世界は知れば知るほど奥が深い。

※女性セブン2015年11月26日号

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