先生:病院でもよく聞かれますが、残念ながらありません。みなさん、食べすぎで体重が増えているんですから、やせたいのなら、食べる量は減らしましょうよ!
――え~っ!! 食べる量を減らしたらお腹が空いちゃいます。そんなの我慢できません(涙目)。
先生:だから、食べてもいいんです。炭水化物もお肉も乳製品も一定の基準を超えなければいいんです。ぼくが提唱するのは「医学的 幕の内ダイエット」。では、幕の内弁当のおかずって何だと思いますか?
――幕の内弁当のおかずは、えーっと…魚? いやお肉? 何が入っているか思い出せないです。
先生:そう! それです。幕の内弁当のおかずは特に決まりがない、つまり何を食べてもいいんです。中でも煮る、和える、蒸すなどの和食のメニューは最適。“ダイエットのためには○○を食べなければいけない”ではなく、いろんな種類の食べ物を少量ずつ摂るのが重要。多品種の味を楽しめると脳が喜び、満腹中枢も満たされます。1食で食べる量は、お弁当に入る分が目安。これなら自然とでき、カロリーも抑えられますよ。
――でも、毎回おかずを何品も作るのは大変です。
先生:最近は、コンビニでもひじきや筑前煮などが低価格で売っています。自分で作るとどうしても量が多くなり、傷む前に食べきろうと食べすぎて、体重が増えてしまうケースも多いんです。
――「やせるなら自炊」と思っていたので意外ですが、それならズボラな私にもできるかも!
先生:特に主婦のかたは昼食がパスタやそばなど麺類に偏りがち。一品ものの食事は“楽しむ”より“満たす”目的の食事になってしまい、量や間食が増えてしまいます。“やせたければ一品ものは避ける”、これも鉄則です!
――私の食生活、勘違いだらけでした(反省!!)。
※女性セブン2015年12月17日号