芸能

中居正広が実践 他人の悪口に巻き込まれない方法が高評価

 SMAPの中居正広(43才)の、悪口を言う人への対処法が「中居くんの人柄が出ている」「見習いたい!」などと話題になっている。

 きっかけは11月14日に放送された『中居正広のSome girl’SMAP』(ニッポン放送)。この番組での中居のトークがリスナーの心をつかんだのだ。

「中居くん、最近イライラしたことありますか? イライラした時どうしてますか?」

 リスナーからのそんな問いかけに中居はまず「機嫌が悪いっていうことはあんまりないね」と回答。そして、イライラしながら愚痴ってくる相手に対しては「それに乗らないのよ、おれは」、「『わかるわ』とか『そうだよな、そういうやつとかさ』とか、あんまり乗らないのよ」などと続けた。

 確かに、中居の言うことはもっともだしスマートだ。そもそも悪口なんて百害あって一利なし。口は災いのもとで大きなトラブルの原因になりかねない。ただ、この方法、やろうとするとかなり難しい。目の前の話し相手の悪口に乗らず、愚痴に同調しないと、相手に「つまらない人」と思われてしまうのでは、と心配になるし、正直、ついつい口は滑ってしまうものだから。

 しかも中居の場合は、乗らないだけでなく、その愚痴の流れを中断するともいう。

「例えば奥さんでもいいや。旦那さんでもいいや。友達でも彼氏でも同僚、何か(愚痴や悪口を)言ってる人がいたら、その相手のことを、いないしその人のこと知らないし、知ってたとしても、ちょっとその人を援護するね。わざと」

 そして擁護する理由を「そんなにあなた正しくないよ、っていうのを遠回しに教えてあげたい感じ」と話した。

 つまり、愚痴っている相手に客観的な視点をもたらすことで、内省とクールダウンを促しているというわけだ。もはや不可能にさえ思える中居の悪口のかわし方。どうしてこんなことができるのか?

「ぼくはやっぱり昔からなんですけど、群れることが好きじゃない。群れと派閥が嫌いだから」

「戦うんだったらぼくは1人で戦いたいタイプだから」

 同番組では、その理由について、彼自身がそう分析していた。

 心理カウンセラーの植西聰さんは、3人以上の人がいて、そのうちの誰かがその場にいない人の悪口を言っている状況についてこう解説する。

「その場にいる全員が、1人の悪口に同調しているわけではないことも考えられます。あまり深く考えず、とりあえず同調している人も多いのです。だから、その悪口に対して『違うんじゃないの?』という態度を取る人が1人でも出てくると、そちらについてくる人も出てきます。ですから、悪口を言われている側の肩を持つのは、場の空気を変えるためには有効な手段です」

 その方法にもこんなテクニックがあるという。

「『イエスバット型話法』といって、一度は『そうですね』と受け止めてから、『でも、こういうところもありますよね』とひっくり返す。すると、いったんは承認して仲間になった後のことなので、『確かにそういうところもある』と同調する人も出てきやすいんです」

『察しない男 説明しない女』などの著書があるコミュニケーションの専門家・五百田達成さんは、同調せずにかわす中居のやり方を高く評価する。

「悪口を言っている人に『まあね』とか『うん』とか、たとえ一度でもうなずこうものなら、それだけで『一緒になって悪口を言った』と捉えられ、それが世の中に広がります。だから、他人の陰口には意地でも乗ってはなりません。

 そのために、悪口が始まったら席を離れるとか、『そういえば昨日のドラマさあ~』と話題を変えましょう。無理矢理でも構いません。悪口を言う人の楽しみは、それで誰かと盛り上がること。その人に『この人とは盛り上がれない』『空気が読めない人だな』と思われても、そんな人からはそう思われたほうがいいのです。反論するより、スルーすることです」

※女性セブン2015年12月17日号

関連記事

トピックス

真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
国内統計史上最高気温となる41.8度を観測した群馬県伊勢崎市。写真は42度を示す伊勢崎駅前の温度計。8月5日(時事通信フォト)
《猛暑を喜ぶ人たちと嘆く人たち》「観測史上最高気温」の地では観光客増加への期待 ”お年寄りの原宿”では衣料品店が頭を抱える、立地により”格差”が出ているショッピングモールも
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に音楽ユニット「girl next door」の千紗と結婚した結婚した北島康介
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
二階堂ふみとメイプル超合金・カズレーザーが結婚
二階堂ふみ&カズレーザーは“推し婚”ではなく“押し婚”、山田美保子さんが分析 沖縄県出身女性芸能人との共通点も
女性セブン
山下美夢有(左)の弟・勝将は昨年の男子プロテストを通過
《山下美夢有が全英女子オープンで初優勝》弟・勝将は男子ゴルフ界のホープで “姉以上”の期待度 「身長162cmと小柄だが海外勢にもパワー負けしていない」の評価
週刊ポスト
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗、直近は「マスク姿で元気がなさそう…」スイミングスクールの保護者が目撃
NEWSポストセブン
娘たちとの関係に悩まれる紀子さま(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
《眞子さんは出席拒否の見込み》紀子さま、悠仁さま成年式を控えて深まる憂慮 寄り添い合う雅子さまと愛子さまの姿に“焦り”が募る状況、“30度”への違和感指摘する声も
女性セブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「ローションに溶かして…」レーサム元会長が法廷で語った“薬物漬けパーティー”のきっかけ「ホテルに呼んだ女性に勧められた」【懲役2年、執行猶予4年】
NEWSポストセブン