スポーツ

プロ野球選手の年俸 スポーツ紙の「推定額」とほぼ一致する

 プロ野球オフシーズン最大の行事・契約更改の季節が今年もやってきた。今季の成績はどう評価されるのか、選手にとっては試合以上に緊張する瞬間かもしれないが、スポーツ紙に掲載される「推定年俸」の額は実際の年俸とほぼ一致するという。

「アップした選手は口ごもるか低めに漏らすが、ダウン提示を受けた選手は実際の数字をいう傾向がある。減額をアピールして同情を買いたいんでしょう」(スポーツ紙記者)

 球団が用意する査定資料には、260にも上る項目がある。担当者が「選手に文句をいわれないよう」(パ・リーグ査定担当者)、全試合を細かく観戦してポイントをつける。CMなどの営業活動まで考慮される。

「基本的には加点法です。タイトルやオールスター出場などはもちろん、ヒット1本でも先取点に繋がる1本か、散発の1本か、サヨナラ勝ちの1本かで評価は変わります。凡打でも進塁打は貢献点になるし、空振りも盗塁を助けるものならポイントが付く。

 守備や走塁も細かくチェックします。マイナスもある。サインの見落としなどですね。採点法は12球団でほぼ同じだと思います。これを前年の数字と比較し、年俸増減の根拠にするのです」(阪神で球団社長を務めた野崎勝義氏)

 もちろん球団側は交渉の席で多少上げてもいいように、最初からマックスの提示はしない。その意味で、インセンティブ契約は球団に有利に働くという。

「本人には目標ができる一方で球団はリスクが少ない。年俸のベースを抑えることができるし、仮にインセンティブを達成する選手が多くても、それはチームも好成績だから増収を見込める状況ということ。実に合理的な契約です」(野崎氏)

※週刊ポスト2015年12月18日号

トピックス

手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
『国宝』に出演する横浜流星(左)と吉沢亮
大ヒット映画『国宝』、劇中の濃密な描写は実在する? 隠し子、名跡継承、借金…もっと面白く楽しむための歌舞伎“元ネタ”事件簿
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン
山本アナ
「一石を投じたな…」参政党の“日本人ファースト”に対するTBS・山本恵里伽アナの発言はなぜ炎上したのか【フィフィ氏が指摘】
NEWSポストセブン
今年の夏ドラマは嵐のメンバーの主演作が揃っている
《嵐の夏がやってきた!》相葉雅紀、櫻井翔、松本潤の主演ドラマがスタート ラストスパートと言わんばかりに精力的に活動する嵐のメンバーたち、後輩との絡みも積極的に
女性セブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン