国内
2016.01.26 16:00 週刊ポスト
小沢遼子氏 日本の女性政治家は男性政治家のアクセサリー
台湾の総統選で蔡英文氏が圧勝し、またひとり世界に女性リーダーが誕生した。来るアメリカ大統領選ではヒラリー・クリントン氏が最有力候補と目されているし、ドイツのメルケル首相、韓国の朴槿恵大統領、ブラジルのルセフ大統領など、世界を見渡せば、女性政治家の活躍は当たり前のことになっている。
翻って日本では、安倍政権が盛んに「女性の社会進出」を唱えるのとは裏腹に、女性首相誕生の気配などほとんどないのが現状だ。
日本の政界では、たまに女性議員が話題に上ったかと思えば、小渕優子氏(政治資金問題)、中川郁子氏(同僚議員との路上キス)、上西小百合氏(国会休んで旅行疑惑)など、不祥事やスキャンダルばかり。なぜこんなことになってしまったのか。
評論家の小沢遼子氏は、同性の立場から「情けないよね」と嘆くばかりだ。
「日本の女性政治家は、票を集めるためだけの男性政治家にとってのアクセサリーになってしまっている。稲田朋美さんといい、高市早苗さんといい、大臣になっているのも私から見れば男性政治家に媚びている女性ばかりです。自分の意見がなくて、ものすごく体制的でしょう。あるいは蓮舫さんのように肩に力が入りすぎているタイプか。
そんななか、野田聖子さんは媚びずに自分の考えで世界と渡り合っていこうとしていますが、ああいうタイプは少数派だから、彼女は総裁選に出馬さえできなかった」
※週刊ポスト2016年2月5日号
関連記事
トピックス

菅首相のお得意フレーズ「必要があればやる」の本当の意味
週刊ポスト

増殖する「白ナンバーのウーバー配達員」はあまりにも危険だ
NEWSポストセブン

人気女優&女子アナが夫に選んだ「一般男性」のスゴイ年収
週刊ポスト

地方医学部は東大卒の「人生再生工場」か、再入学した卒業生の告白
NEWSポストセブン

山手線が曲がりくねっている理由 鉄道の成り立ちに皇室とのかかわり
女性セブン

大相撲・初場所中継でネット騒然「溜席の妖精」に話を聞いた
NEWSポストセブン

きゃりーぱみゅぱみゅ 「セレブ化」にファンが心境複雑
NEWSポストセブン

ヒット連発の宮藤官九郎と長瀬智也の新ドラマに高田文夫氏期待
週刊ポスト