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【がん検査法2/6】胃がんはピロリ菌検査+内視鏡が合理的

 日進月歩で進化するがんの早期発見法。ただし、種類が多すぎて実際にはどれを受けるべきか、分かりづらいのが実状だ。

 人間ドックで一般化しているがんの検査法でどれが使える検査法なのか。ここでは胃がんの検診で用いられる、【ペプシノゲン法】【ヘリコバクターピロリ抗体法】の精度を見ていこう。

 ペプシノゲン法は、血液検査で胃の内側の粘膜の状態を調べる検査法で、ヘリコバクター抗体法も血液検査でピロリ菌の感染を調べる。

 胃がん発症者の99%がピロリ菌感染者で、その除菌が胃がんを予防すると考えられている。ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍の主因とされているので、除菌するにこしたことはない。

 胃がんを発見する精度は70%程度だが、ピロリ菌の有無は判定できる。だから、まずピロリ菌検査を受けたたうえで、保菌者はがんの判定にかかわらず、内視鏡検査を受けるというのが合理的である。費用は1万円ほどである。

※週刊ポスト2016年2月5日号

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