今のようにアメリカでテロの脅威が広がっているのは、オバマの責任によるところが大きい。「テロと徹底的に戦う」と言いながら、一方では多くの移民を受け入れ、社会を不安定にしてきた張本人はオバマである。
さらに、国内のテロリストを本気で炙り出そうともしてこなかった。その証拠に、パリの同時多発テロを受けてオバマは「アメリカ国内ではテロの兆候はない」と語っていたが、そのわずか1週間後にカリフォルニア州でISに洗脳された夫婦による銃乱射事件が起きた。
その3日後には、ロンドンの地下鉄でも刃物を持った男が乗客を次々に切りつけるテロが起きた。男は「これはシリアのためだ」と叫び、ISの旗の画像を携帯電話に入れていた。
インテリジェンス先進国であるアメリカ、イギリスでも「捜査の網」からこぼれるテロが続々と起きているのだ。寿司屋で会った男たちが指摘した通り、それより危機意識が圧倒的に低い日本は、いつテロが起こされてもおかしくない。
※SAPIO2015年2月号