芸能

坂上忍 清原和博氏を前に「入れ墨問題」に言及した真意

仕事漬けの日々を送る坂上忍に密着

 坂上忍、48歳。昨年1年間のテレビの出演本数455本は、全タレントの中で5位。現在、レギュラー8本、準レギュラー2本に加え、単発の番組出演や雑誌の連載を抱えるほか、週末の土日は自らが運営する子役養成学校で指導。芸歴45年、かつて天才子役と呼ばれた男は、『バイキング』(フジテレビ系)の総合司会を務めていることなどもあり、毎朝4時起きの仕事漬けの日々を送っている。しかし、20代の頃は私生活が荒れていた時期もあった。

「飲んで帰って夜中から朝方までチビチビ飲みながら小説や舞台の台本の原稿を書くという日々を送っていたことがありました。でも、それを昼間読んだらクソみたいな文章だった(笑い)。夜中に酒に酔って、悦に入って自分の文章に酔っていたんです。なんかもう情けなくなってきて、生活習慣を真逆にしました」

 こうして4時起きの生活が始まったわけだが、「毒は必要悪ですよ」と酒をやめる気も、1日100本というタバコをやめるつもりもない。そして、時間があればギャンブルに大金を投じる。毎年大晦日に有り金すべてを競艇につぎ込むのは恒例行事となっており、もちろん昨年も足を運んだ。

「さすがに全額持っていくことはなくなりましたけど、年末はチョイ負けくらいで終わっちゃって、気持ち的に割り切れなかったんです。勝ち負けをつけなくちゃいけないと思って、1月3日にボートピア、場外の艇券場に行ったんです。全国で開催されている60レースすべての艇券が買えるのですが、なんと全敗。1レース100万円以上で60連敗。さすがに心が折れた(笑い)」

 ギャンブルをする理由のひとつには、「欲望を前にした時には、素の自分と向き合えるからだ」という。体裁よく取り繕わない姿勢を自分にも、そして、周囲にも求める。坂上の毒舌は、自分の気持ちに嘘をつかない正直さの裏返しなのかもしれない。大の犬好きとして知られるが、それも正直さと無関係ではない。

「犬はね、人間と違って嘘をつかないんですよ(笑い)。思ってもいないことに対して、『ハイ』とはいわない。それに、犬と接していると犬との生活が最優先になります。結果的に仕事とプライベートにメリハリがつくようになりました」

 胸のすく毒舌の裏側には、周到な自己分析と独特の視点があるが、時として両刃の剣になりかねない。なぜそこまでリスクを負うのか。

関連記事

トピックス

クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン