NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、宮本信子演じる“夏ばっぱ”が飼っていた猫“かつえ”を覚えているだろうか? パステルカラーの三毛が愛らしいと大人気だったその“かつえ”を演じていたのが、女優猫のドロップ(5歳)だ。農家で生まれ、兄妹猫3匹でプロダクション入りした彼女に初めて仕事が入ったのは2歳のときだったそうだ。
「マツジュン(嵐の松本潤・32)主演の『陽だまりの彼女』っていう映画だったわ。といっても、エキストラだったけどね(笑い)」
このまま脇役ニャン生を送るのか…としょげていた矢先、なんと朝ドラのオーディションに合格!
「あのときはプロダクションの社長もびっくりしてたわね~。『あまちゃん』のあとはCMに出たり、『ヨルタモリ』(フジテレビ系)にレギュラー出演したり、あっという間に忙しくなったの」
そして昨年秋に公開された映画『先生と迷い猫』に出演。写真集も発売され、押しも押されもしない人気猫女優にのぼりつめた。
「女優猫に必要なのは、どんな場所でもじっとしていられること。誰に抱っこされても嫌がらないこと。あとは…、そうね、好奇心が強い猫も、いろんな表情ができるから役がつきやすいわね」
【プロフィール】
名前:ドロップ ♀
年齢:5歳
種類:猫(三毛)
勤務先:グローバル・アニマルアクト
職種:女優。
主な仕事内容:ドラマや映画に出演。たまにはCMも。
お給料:基本給はドライフードで、お仕事の時は大好きな缶詰。
好きなこと:ひなたぼっこ。
嫌いなこと:特になし。猫が苦手なシャンプーや大きな音も大丈夫!
現在の悩み:今年はまだ大きなお仕事が決まってなくて、早く次のお仕事がしたいなぁ〜。
将来の夢:数年は頑張って働いて、そのあとは時々お仕事しながら、のんびり暮らしたい。
撮影■山口規子
※女性セブン2016年2月18日号