簡単な質疑応答ののち、個室に通された。サロン内は3~4つの個室に分かれていて、部屋はベッド1台とマシンがギリギリの広さ。スタッフの「気になる部位はどこですか?」との質問に思わず「お尻の下です、ももの裏の」と本気の回答。
パンツ一枚になってベッドにうつぶせに横たわっていよいよ施術スタート。オイルなどは何も塗らず、秘密兵器のマシンがまずはお尻に、そして太ももへと押し当てられる。
「イタ、イタタタ!」
思わず悲鳴を上げる。その感覚は、拳で強く押されながら掃除機よりも強い吸引力でグイグイと脂肪を吸い取られる感じで、痛くて痛くて冗談抜きの半泣き状態。
とはいえ、ようやく予約にこぎつけたんだもの。ここでやめるわけにはいかない。歯を食いしばりながらうめき声をあげ続け“拷問”は60分でようやく終わりを告げた。値段は部位や施術時間によって異なるが、この日は60分で約1万5000円だった。常連客に改めて話を聞くと、
「ハリウッド女優のニコール・キッドマンは、この痩身マシンの効果を気に入って10台以上購入したんだって。マシンの台数が世界中でも限られているのか、海外からこのサロンに来る人もいるって聞いたわよ。
綾瀬さんや石原さんは、ドラマや撮影の合間の1時間とか、空き時間に来ては施術しているみたい。私もたまに居合わせるからよく来ていると思うわよ。即効性があるから、例えば顔がアップのシーンの撮影の直前に、顔だけ施術していったり、大事な撮影の前に駆け込むみたい。痛み? 慣れよ慣れ(笑い)」
ちなみに記者は2回目の予約をいまだ入れられずにいるが、石原はうめき声をあげることもなく、談笑しながら施術を受けていたという。
※女性セブン2016年2月25日号