同年デビュー組の本木雅弘(50才)は唯一話しやすい存在が小泉だったといい、YOU(51才)は《本当は暗くて地味なのです(笑い)》。松田聖子(53才)はこうメッセージを寄せた。
《初めて会ったのは1982年のこと(中略)今日子ちゃんは少しも変わらず、あの頃と同じように輝いています》
27人の証言は約60ページにわたる。
その中で、小泉の母・由美さんが初めて娘・今日子について語っている。名前の由来、子育ての矜持、食べるのに精一杯だった時代――。
《『キョンキョン』っていうあだ名もね、困っている子がいるとチョコチョコとその子のところに行く今日子のことを見て、ウチの隣組のお母さんが呼ぶようになったんですよ。だから小学生のときから『キョンキョン』なの》
《デビューしてから今日まで、全然変わらないっていうことがすごいと思う。親に対しても、世間に対しても、変わらない。媚びないし、自然体。それは私にとってはすっごく嬉しいことですし、誇りに思っている》
最後にはこんな母心も吐露。
《結婚しなくてもいいから、相手を探してほしいです。(中略)なんでも話せる相手をひとり見つけてほしい》
証言の最後は、小泉の芸能界での育ての親で所属事務所社長の周防郁雄氏。出会ってから35年が経つ。小泉がデビュー直後にお世話になった関係者との口約束を、今も律儀に守り続けていることに感嘆する。
《だから、事務所も知らないところで1シーンだけ出てる作品がいっぱいあるんだよ(笑)。その義理堅さは半端じゃないよね。すごく分け隔てがない人なんだと思う》
小泉自身は50才の今についてこう語っている。
《社会の中で何かを遺すとしたら、あと10年だと思っていて。そうすると、やっぱりあんまり時間がないから、あとから歩いてくる人たちが歩きやすいような道を整えたい》
※女性セブン2016年2月25日号