本木雅弘一覧

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本木雅弘、主演ドラマで見せた「超意識高い」感染対策
本木雅弘、主演ドラマで見せた「超意識高い」感染対策
 役作りへのストイックさでは業界随一といわれる俳優の本木雅弘(55才)。彼が主演したのが、3 月27日にNHK-BS4Kで放送された特集ドラマ『流行感昌』(4月10日、BSプレミアムでも放送予定)だ。タイムリーなドラマだが、業界内でそれ以上に注目されているのが、本木の新型コロナウイルス感染の徹底的な予防だ。 明治から昭和にかけて活躍し、「小説の神様」と呼ばれた『暗夜行路』の志賀直哉の同名小説が原作で、100年前に大流行したスペイン風邪をテーマにした物語。本木演じる主人公が、感昌流行の中で、理性を失い人間不信に陥ったところから、人への信頼を取り戻して日常に帰るまでの姿を描いた作品で、今の新型コロナウイルス禍と重なる、今を生きる我々の希望や指針となるドラマといえる。 あるNHK関係者が明かす。「制作陣も本木さんも、今年1月からある種の使命感を持って撮影してきました。この現場でコロナ感染者を出してはいけない。専門家の指導のもと、スタッフにコロナ感染対策専門の衛生班をつくり、対策を徹底させました。寒い時期でしたが控え室は常に換気、室内や車内での撮影ではCO2濃度の測定器を置き、数値が高まれば撮影をストップして人を減らしたり、換気をしたり、密にならないよう配慮しました。 普段なら手渡ししていた水や食事は、各自で持っていってもらったり、スタッフのほとんどが消毒液を持っていて、誰でもいつでも消毒できるようにするなど、些細なことから徹底していました。おかげで出演者、スタッフ全員、感染者を出すことなくクランクアップすることができました」  中でも、本木のコロナ対策は徹底されていたという。 まず、家族全員が1人ずつ体温計を常備して、朝の検温が日課。米国ニューヨークに滞在する長女で女優の内田伽羅(うちだ・きゃら=21才)のことを、最も心配しつつも「ビデオ通話で連絡は取れているので、その点は安心しています」と話していたという。「コロナ禍で真摯なメッセージを発信するドラマなので、自分がコロナに感染してしまっては、作品を台無しにしてしまうからと、徹底的に感染予防策をされていました。一度、ロケでホテル宿泊をした時、うっかり測り忘れたことがあったのですが、その時、『すみません! 朝、測り忘れました』と平謝りで。もちろん現場でも測れるので問題ないのですが、それぐらい意識が高かった。主演がそれだけ真面目に感染対策に取り組んでいたので、現場は引き締まっていました」(前出・NHK関係者) 昨年も、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で丸刈りの鬼気迫る齊藤道三役を演じて話題になった。さらに同局の『プロフェッショナル仕事の流儀 本木雅弘スペシャル』では、その裏側や謎に包まれた私生活、本音を明かし、さらに大きな反響を呼んでいた。 本木を知る映画関係者は「毎年1人で英国のロンドンに滞在するのが、本木さんのルーティーンでしたが、コロナ禍で行けなくなってしまいました。でも、コロナが大流行したロンドンを知るからこそ、自己管理にも厳しいのでしょう。ドラマの役のように人間不信にもならずに、しっかり仕事をされているところは、さすがです」と近況を明かしていた。
2021.03.30 16:00
NEWSポストセブン
女優・田中みな実 ラブストーリーに意欲「キスシーンも」
女優・田中みな実 ラブストーリーに意欲「キスシーンも」
『GQ MEN OF THE YEAR 2020』の授賞式が11月23日に行われ、田中みな実、瑛人らの各賞受賞者が出席した。「GQ MEN OF THE YEAR」とは、生き方、仕事、スタイルにおいて圧倒的なパワーと存在感をもち、その年、活躍した人物を称える祭典。世界12カ国で開催されている。今年の各部門受賞者は以下の通りだ(敬称略)。 EXIT(ベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞)、瑛人(ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞)、大坂なおみ(アクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞)、黒沢清(フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞)、SixTONES、Snow Man(ともにポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞)、田中みな実(ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞)、NIGO(ファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞)、福澤克雄(TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞)、星野源(インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞)、本木雅弘(アクター・オブ・ザ・イヤー賞)。 この受賞者のうち、EXITと大坂なおみをのぞく受賞者たちが授賞式に出席した(EXITはオンラインで参加、SixTONESからはジェシーと松村北斗、Snow Manからはラウールと目黒蓮が代表して出席)。 女優として大活躍の田中みな実。近頃はクセが強い役を演じる機会が多いからか、今後出てみたい作品は「純度の高いラブストーリーに出てみたい」とコメント。「キスシーンでもなんでも」と、女優魂を見せつけた。撮影/平野哲郎
2020.12.01 16:00
NEWSポストセブン
「メンバーずらし旅」を提案した本木雅弘
本木雅弘 新幹線でのこだわり告白「トイレが近い席に」
 JR東海が現在展開しているキャンペーン「ひさびさ旅は、新幹線! ~旅は、ずらすと、面白い~」の新CM発表会が9月25日に開かれ、同CMに出演する本木雅弘が登壇した。 目的地や時間、移動手段などを、旅の視点をずらした旅の面白さを提唱するこのキャンペーン。イベントでは、“ずらし旅アドバイザー”として、グルメタクシードライバーの岩間孝志さん、ライターのかのえかなさん、ライターのヨッピーさんも登場し、本木に対してそれぞれがおすすめする”ずらし旅”を紹介した。さらに、本木も自身がおすすめするずらし旅として「メンバーずらし旅」を提案した。 また、新幹線での旅では、「年齢的にトイレが近い年になってきたので、トイレに近い席に座ります」というこだわりを告白した。撮影/浅野剛
2020.10.06 16:00
NEWSポストセブン
まずまずのスタートを切った『麒麟がくる』
放送再開の大河『麒麟がくる』プレーバック&今後の展開
 いよいよ、麒麟が帰ってくる……! 6月7日(日)第21回『決戦!桶狭間』をもって放送を休止していたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が、8月30日(日)から放送再開!! 光秀は、いつか麒麟を呼ぶことができるのか? そして、物語はどんなふうに本能寺の変へとつながっていくのか!? 再開に向けて、これまで放送された物語を、登場人物ごとにプレーバック。【ここまでのあらすじ】 美濃国、明智荘で育った光秀(長谷川博己)は、主君・斎藤道三(本木雅弘)の命で、京に赴く。そこで目にしたのは、戦渦に荒れ果てた都とその中で懸命に生きる人々の姿。松永久秀(吉田鋼太郎)ら、他国の武将と親交を深める一方で、平和の世を希求する将軍・足利義輝(向井理)の懊悩(おうのう)に触れた光秀だったが、道三の長男・高政(伊藤英明)との対立の果てに、美濃を追われることに。追い求めるのは、平和な世が訪れたときに現れるという瑞獣、麒麟。しかし桶狭間では、信長(染谷将太)と今川義元(片岡愛之助)の合戦が始まっていた……。■明智光秀(長谷川博己) 室町時代末期、若き明智十兵衛光秀は争いの絶えない世に憤りを感じていた。自分は美濃以外の世界を知らない。見聞を広めれば、皆が安心して暮らせる世が訪れ、麒麟(平和の象徴)が現れるのではないか……。京で、そして尾張で出逢う人々と共に、光秀は運命という大海原に漕ぎだしていく。■煕子(ひろこ・木村文乃) 光秀とは幼い頃に一緒に遊んだ仲で、「大きくなったらお嫁においで」と言われたことを胸に成長する。約束どおり結婚してからは、何があっても動じずに光秀を支え、越前での貧しい暮らしのなかでも常に前向き。長女・お岸に続き、まもなく次女・たま(のちのガラシャ)の母となる。■牧(石川さゆり) 嫡男の光秀が幼いときに夫・光綱を亡くし、土岐源氏の血を引く明智家の誉れと、武士としての心構えを光秀に教えながら、女手ひとつで育てあげる。美濃を追われて越前へ移ってからは、光秀の嫁・熙子と手を携えて家計をやりくり。優しく、強く、ときには厳しい母親として生きる。■帰蝶(川口春奈) いとこで幼なじみの光秀にほのかな想いを寄せながらも、信長の正室へ。政略結婚ではあったが、しだいに信長との絆は深まり、父・道三譲りの知恵と度胸で信長を支える。実子には恵まれず、信長が吉乃という女に生ませた男児・奇妙丸を嫡男として育てることになる。■駒(門脇麦) 戦災で両親を失い、伊呂波太夫(尾野真千子)率いる旅芸人一座を経て、京の医師・望月東庵の助手として光秀と出会い、惹かれていく。失恋したあとも幾度となく光秀と会うことになるが、あくまで「支えになれたら」という気持ちからの行動。松平元康(のちの徳川家康)から慕われているようだが……。■斎藤道三(本木雅弘) 若き日の光秀の君主。京へ上りたいという光秀を、鉄砲を手に入れることと医師を連れてくることを条件に許す。光秀の能力を評価して目をかけるが、跡目争いがこじれて嫡男・高政と対立。光秀は道三に加勢しようとするが間に合わず、高政に討たれる。■松永久秀(吉田鋼太郎) 京の実権を握る三好長慶の右腕として、畿内を中心に軍事と政治の両面で力を発揮。斎藤道三を尊敬していたため、その家臣である光秀には、初めて会ったときから好意的。さらに光秀の誠実な人柄、内に秘めた情熱に触れ、親交を深める。■望月東庵(堺正章) 京で庶民を診ている医師。貧しい人からは治療代を取らないという良心を持つが、博打で稼ごうとし、逆に借金を抱えるなど困ったところも。しかし医師としての腕はよく、斎藤道三の正室の病を治すため美濃を訪れるなど、諸国を渡り歩いている。兎柄の品を愛用。■織田信長(染谷将太) 光秀と信長が初めて出会ったのは、尾張の漁港。帰蝶に頼まれて信長の人となりをこっそり探りに来た光秀は身分を隠していたが、帰蝶と夫婦になった後、再会したときに光秀をすぐに見分けて驚かせる。死を覚悟して挑んだ桶狭間の戦いを、光秀が密かに見守っていたことは知るよしもない。■足利義輝(向井理) 京の混迷する情勢に翻弄され、第13代の将軍でありながら実権を失うなか、光秀の「将軍は武家の統領であり、すべての武士の鑑。家臣同士の争いを止めてほしい」との言葉に打たれて行動を起こす。しかし権威を取り戻すことはできず、「麒麟がくる世を連れてくることができぬ」と落涙する。【これからの『麒麟がくる』】 織田信長(染谷将太)が桶狭間の戦いで勝利を収めてから数年後、越前でくすぶっていた光秀(長谷川博己)の元へ、細川藤孝(眞島秀和)が訪ねてきて足利義輝(向井理)が光秀の上洛を望んでいると告げる。 京で再会した義輝は将軍とは名ばかりの存在になっており、自身の無力を嘆く姿を目にした光秀は、将軍家の力を取り戻すためには織田の力が必要だと進言。将軍の御内書を携えて信長の元へ赴いた光秀は、藤吉郎(佐々木蔵之介)と名乗る家臣を紹介され、彼の口から義輝のあらぬ噂を知らされるが……。※女性セブン2020年9月10日号
2020.08.30 16:00
女性セブン
伊藤英明、「面白い」を徹底的にやる姿勢 過去モジモジくんも
伊藤英明、「面白い」を徹底的にやる姿勢 過去モジモジくんも
 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』には多くの実力派俳優が出演しているが、伊藤英明も演技力が光る1人だ。伊藤はこれまで数多くのドラマ、映画で幅広い役柄を演じ、その実力を発揮してきた。そんな伊藤の魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 大河ドラマ『麒麟がくる』では、斎藤道三(本木雅弘)が、ついに息子の高政(義龍・伊藤英明)に討たれてしまった。これまで邪魔者を毒殺したり、追放したり、嫌な空気と妖気まで感じさせてきた本木“マムシ”道三。いい役だ。 だが、マムシパパを殺すことになる高政(義龍)も、ドラマとしてはとても面白い役というのも忘れちゃいけない。油売り商人の子から成り上がった父に対するコンプレックス、母がもともと土岐家の頼芸の側室だったという過去、父は頼芸だと信じたい自分、弟たちも暗殺した自分、屈折屈折また屈折。のんきな若殿とは一味違う苦悩を表現できるおいしい役といっていい。 今後、高政は、妹の帰蝶(川口春奈)の夫である織田信長(染谷将太)と対決することになる。伊藤英明VS染谷将太といえば、2012年の映画『悪の教典』や2014年の映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』を思い出す人も多いはず。伊藤は『悪の教典』では殺人鬼、『WOOD~』ではやる気もないのに林業研修に参加したチャラ男(染谷)をしごく林業の鬼のような教官。『麒麟』では染谷がどう逆襲するか? 見ものだ。 もうひとつ興味深いのは、伊藤が、2005年の長編ドラマ『国盗り物語』で織田信長を演じていること。このドラマは、斎藤道三が北大路欣也、義龍・倉田てつを、光秀・渡部篤郎という配役だった。信長も母親から疎まれ、弟を誅殺するなど屈折アリアリ男。だが、スケールもタイプも違う信長、義龍両方を演じたという俳優は珍しい。 思えば、今年はドラマ『病室で念仏を唱えないでください』で、僧侶にして救急救命医と大忙しの松本照円(照之)を演じていた。彼もまた小学生時代に友人を目の前で亡くした過去を持つ。さらに公開延期となった新作映画『燃えよ剣』では、「死に損なった」と挫折感を抱え、暴れまわる芹沢鴨。「ヒジカタ~!」とわめきながら大胆な剣さばきで土方歳三(岡田准一)らと対立する。なお、伊藤はドラマ『輪違屋糸里』では、土方歳三を演じている。芹沢と土方両方というのもなかなかすごい。 なぜ、伊藤がこれほど「面白い役」を独占できるのか? それはおそらく本人が「面白い」と思ったことは徹底的にやる性格だからだろう。もともと二枚目だが、繊細な表現とか、微妙なニュアンスを求められる恋愛ドラマよりは、友情や信頼、団結力がカギとなる『救命病棟24時』『ブサー・ビート~崖っぷちのヒーロー』といった体育会系作品が多かった。代表作といえば『海猿』シリーズだ。 びっくりしたのは、約10年前、突如、『とんねるずのみなさんのおかげでしたSP』の「モジモジくん」のコーナーで、「モジあきでーす!!」と、例の全身銀色のピタピタスーツ姿で登場したこと。「夢がかないました」とにこにこしながら、歌うわ踊るわ、カメラ目線で「さとみ、見てっか! お兄ちゃん、出たよ!! お兄ちゃん、やっと出た」と故郷の妹に喜びの声をぶつけたのだ。すごいな。やっとって。面白いことをやる性格というより先に、本人が「面白い」のだった。 屈折した役を演じても、底にはこの明るさがある。伊藤英明ならば体当たりでやってくれる。こんな期待感を抱かせるのも俳優の才能なのだ。それがよくわかった。
2020.05.13 16:00
NEWSポストセブン
まずまずのスタートを切った『麒麟がくる』
『麒麟がくる』の川口春奈は凛と美しいが門脇麦は残念キャラ
 役者のキャリアやスキルが活きるのも演出や脚本の力あってこそである。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * *  初回スタートは好調。しかし回が進むごとにジリジリと視聴率が下降気味となったNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(日曜午後8時)。2話17.9%、3話16.1%、4話13.5%、5話13.2%、6話13.8%(関東地区)という推移で、心配もささやかれていた昨今。しかし、第7話は15%と、1.2ポイント上昇してみせました。いよいよ反転攻勢の兆しか? 上昇した理由は、やはり川口春奈さん効果、ということでしょうか。 沢尻エリカさんの代役として大抜擢された帰蝶役・川口さんが、主人公・明智光秀(長谷川博己)とのからみで大いに目立つ展開となった第7話。物語は……織田信秀(高橋克典)が斎藤道三(本木雅弘)と和議を結ぶことに。その条件として道三の娘・帰蝶を息子・信長(染谷将太)の妻にすることを要求。しかし、帰蝶はこれを拒絶。光秀に娘を説得するよう命じる道三。 光秀にひそかに思いを寄せている帰蝶は、「信長には嫁ぎたくない」と心のうちを見せる。一方、やはり光秀を慕いつつ苦悩する戦災孤児の駒(門脇麦)。二人の女性にはさまれた光秀は信長の姿を見に……とにかく、川口さんのすっくとした立ち姿が印象的です。大河ドラマはもちろん時代劇への出演も初めてという川口さんですが、いやいやどうして。最初から帰蝶に選ばれていたかのような堂々たるたたずまい。 お姫様役にピタリの凜とした風情と美しさ。外部に影響されない芯の強さも感じられ、武将の娘、そして信長の妻役の気迫は十分です。過去、大人気となった大河ドラマ『篤姫』を彷彿とさせる気概も。ここで視聴者の共感を集めることができたら『麒麟がくる』の人気に一層拍車がかかる可能性もありそう。 それとは対照的に、第6話までどうもしっくりこない残念キャラがいました。門脇麦さん演じる駒の存在です。駒は医者・東庵に拾われた戦災孤児。という史実にはない「架空の少女」だからこそ、使い方にはリスクも潜む。よく考えないとご都合主義的、安易な挿入要素になりがち。 意図した演出なのかもしれませんが、駒の風情が戦国の世から浮いている。 小さなちょんまげを結った髪、おてもやん風メイク、しゃべり方も妙に現代風で、口を尖らせる表情も気になる。ど派手なピンクの着物も目障り。光秀と同衾したりと、とにかく物語の中でやたら目につく存在。「こんな小娘をなぜ光秀が相手をしなければならないのか」とか、よけいな疑問が湧いてきてしまい冷や水効果絶大です。そう、駒を見ているとふっと夢から覚めてしまう。ドラマ世界に酔いしれたいのに、いきなり現実に引き戻されてしまう感じ。 これは門脇さんという役者のせいというよりも、キャスティング、演出、脚本のミスマッチによるものでしょう。『麒麟がくる』が始まった当初は、駒の設定に期待を感じました。戦国といえば権謀術数、兵法や勝敗の話が多くなりがち。そこに一般庶民や女性の視点を盛り込む役割を担いそうだったからです。戦(いくさ)中心の大河ドラマをあまり好まない女性視聴者たちに対しても、「駒の視点から活き活きとした戦国の世が描かれたら、人間ドラマとして人気が出るかもしれない」と想像しました。 がしかし、残念ながら今のところ駒の存在が物語の中で効果を発揮しているとは思えない。今後ぜひ、「なるほど駒が登場する理由があったよね」と腑に落ちるような展開・演出をして欲しいものです。まずは川口さん演じる帰蝶に注目。その姿がドラマの中でどれくらい輝くのか、第8話に期待します。
2020.03.07 16:00
NEWSポストセブン
明智光秀(長谷川博己)。第6回では三好・松永の窮地を救う場面が描かれた(写真提供:NHK)
『麒麟がくる』の複雑な人間関係、5分でわかる解説
 NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』は、主人公・明智光秀の“謎に包まれた前半生”に焦点を当てている。2月までに放送は6回を数えたが、耳慣れない登場人物名が続き、その複雑な関係性に戸惑う視聴者も多いかもしれない。歴史作家の島崎晋氏が解説する。 * * *『麒麟がくる』が面白い。番組ホームページも充実していて、大河ドラマ好きとしてはありがたい限りだが、登場人物が多く、物語も京から美濃、美濃からまた京へと舞台が飛び飛びなので、少々混乱している人もいるかもしれない。ここではそんな読者のために基礎的なところを整理しておこう。 ときは戦国時代。室町幕府が存在するとはいえ、その支配は後の江戸幕府とは比較にならないほど形骸化していた。江戸幕府と同じく全15代を数えながら、3代・足利義満を頂点として将軍の権勢は弱まるばかり。幕府の実権は将軍の補佐役である「管領(かんれい)」や都である京周辺の治安を司る「侍所頭人(さむらいどころとうにん)」の手に移っていった。 地方に目を転じれば、「守護(*注1)」や「守護代(*注2)」による支配から、戦国大名による領国支配へと変化した時期でもあった。ドラマ第6回までに登場した人物では、美濃の斎藤道三(本木雅弘)、尾張の織田信秀(高橋克典)、今川義元(片岡愛之助)が挙げられる。【*注1:守護/室町時代には一国全体の支配権を確立した。守護大名とも】【*注2:守護代/数か国を兼ねる守護が任国の管理のために派遣する家臣】 この頃に特徴的なのが、盛んに起こった一揆や戦国大名の台頭に象徴される「下剋上」の風潮だ。今川義元がれっきとした駿河守護の家系であるのに対し、親子二代で国盗りをしたと言われる斎藤道三は守護代・斎藤氏の家名を奪い、織田信秀にいたっては守護代・織田氏の傍流に過ぎなかった。全国的に見れば、守護大名がそのまま戦国大名に移行する例は稀だった。 各地の戦国大名が京の天皇と将軍を敬うのは官位官職が欲しいときだけ。あとは一切命令に従わず、隣国との戦乱に明け暮れる──それこそが、『麒麟がくる』の主人公・明智光秀(長谷川博己)がまだ斎藤道三の家臣だった頃の実情だった。 美濃国の本来のトップは守護職を代々務める土岐氏だが、織田信秀と結んで道三から権力奪回を図ろうとした土岐頼純(矢野聖人)は毒殺され(ドラマ第2回)、新たな傀儡として土岐頼芸(尾美としのり)が擁立された(同3回)。斎藤道三がみずから守護職につかないのは、父の代に他国から流れてきた新参者で、土着勢力から心服を得るまでにいたらずにいたからだった。 一方、京とその周辺では、13代将軍・足利義輝(向井理)、幕府管領・細川晴元(国広富之)、細川の家臣・三好長慶(山路和弘)、その三好の家臣・松永久秀(吉田鋼太郎)らが暗闘を続けていた。 表向きは足利義輝→細川晴元→三好長慶→松永久秀の序列が尊重されながら、現実には下3人がほぼ横一線上にあった。三つ巴と言うか三すくみと言うべきか。天秤を動かす力が現われれば、いつ均衡が崩れてもおかしくなかったのが当時の京の勢力図であった。 ドラマ第6回では、将軍と細川晴元、三好・松永陣営の三者間による鉄砲獲得競争に加え、細川晴元による三好・松永襲撃事件が描かれた。ひょんなことから計画を知った光秀が助太刀に馳せ参じ、三好・松永の窮地を救うという展開だったが、そうした史実はない。襲撃事件自体も完全な創作だが、当時の空気をわかりやすく見せてくれており、多くの視聴者の期待に応えたと言えるのではないか。 同じく第6回では、細川晴元が諸臣が居並ぶ将軍の御前で許可なく鼻をかんだことを例に挙げ、将軍側近の細川藤孝(眞島秀和)が憤る場面が出てくる。これは現実にあってもおかしくない光景だろう。 将軍側近の三淵藤英(谷原章介)や細川藤孝からすれば、幕臣・細川晴元の家臣である三好長慶や三好の家臣・松永久秀は本来、歯牙にもかけないような存在だ。下剋上はびこる戦国の世であれば、実力こそが物を言う。太平の世とは異なる論理が働いていた関係上、第5回で描かれた三淵藤英が松永久秀の陣屋を訪れる場面のように、ため口どころか、松永久秀のほうが恪上のごとく振る舞うことも許されたのだった。 第6回では、細川藤孝から将軍側近になるよう勧められた光秀が、今は無理としながら、「5年先か10年先には美濃一国挙げて将軍にお仕えする」と返答していた。それが果たして実現するのか。実現したとすれば、鉄砲を買いたい光秀のために松永久秀が一肌脱ぎ(第1回)、都の誰からも恐れられる久秀に光秀が好感を抱く(第6回)など、これまで上手くいっていた光秀と松永久秀の関係はどうなるか。それらは今後のお楽しみである。【プロフィール】しまざき・すすむ/1963年、東京生まれ。歴史作家。立教大学文学部史学科卒。旅行代理店勤務、歴史雑誌の編集を経て現在は作家として活動している。著書に『ざんねんな日本史』(小学館新書)、『いっきにわかる! 世界史のミカタ』(辰巳出版)、『いっきに読める史記』(PHPエディターズ・グループ)など著書多数。最新刊は『覇権の歴史を見れば、世界がわかる』(ウェッジ)。
2020.02.29 16:00
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
大河で注目の門脇麦、別ドラマでは”ヒゲの紳士”を好演
 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で注目度が高まっている女優の1人が門脇麦だ。彼女が活躍しているのは、この大河だけではなかった。コラムニストで時代劇研究家のペリー荻野さんが“女優・門脇麦”について解説する。 * * * 大河ドラマ『麒麟がくる』には、今のところ、ふたりのヒロインがいる。一人はいろんな意味で注目を集めた斎藤道三(本木雅弘)の娘・帰蝶(川口春奈)。もう一人は駒(門脇麦)である。 駒は、初めて京に出た明智光秀(長谷川博己)が、叔父の主君・斉藤道三の妻・小見の方の病を治せる名医を探すうちに出会った望月東庵(堺正章)の助手。第一話で光秀に自分が戦災孤児だと打ち明けた駒は、心から戦を憎み、「麒麟というのは穏やかな国にやってくる不思議な生き物だよ。それを呼べる人が必ず現れる。その人は麒麟を連れてくる」と目をキラキラさせて語る。その言葉を聞いた光秀は、「麒麟のくる国を目指す」と誓うのだ。 …ということは、この物語のすべてのカギは、駒がもたらしたものじゃありませんか! 出演者クレジットで「明智十兵衛光秀」の次に堂々と「駒」の名前が出てくるのも納得だ。  そんな超重要人物の駒は、毎回、よく働くのである。光秀らが織田軍と戦って、辛くも勝利すると、傷ついた人々を直ちに看護。やっと落ち着いたと思ったら、帰蝶が木登りをしてリスをつかまえたときに小枝で足を切った、なんてことを言ってきたので、さっそく手当て。戦国の白衣の天使か保健室の先生か。さらに、幼いころ教えられた歌を、光秀の母(石川さゆり)の前で歌い始める。小松菜奈とのデュオ『さよならくちびる』などで知られる歌い手でもあるとはいえ、門脇麦もベテラン歌姫・石川さゆりの前でアカペラで歌うんだから、さぞかし緊張したことだろう。 そんなわけで、純真で可愛らしい駒は殺伐としがちな戦国ドラマのアイドルといってもいい存在なのだが、そんな折も折、門脇麦は別のドラマで衝撃的な姿になって目の前に現れた。BSプレミアム『シリーズ横溝正史短編集Ⅱ 金田一耕助 踊る!』の第二話「華やかな野獣」だ。 内容は、戦後の混乱期、マスクをつけた男女が一夜の相手を探すパーティーが終わるころ、ホテルの美しい女主人が殺された事件を名探偵・金田一耕助が調べるというもの。前シリーズ同様、池松壮亮演じる金田一がものすごくズタボロなだけでも、サブカルのにおいがぷんぷんするが、この「華やかな野獣」は、なんと登場する男たちもすべて女優が演じるという趣向だったのだ。捜査を指揮する警部は能面のようなメイクにヒゲの我妻マリ、被害者の乱行ぶりをキーキー声で報告する鑑識はヒゲが横にビーンとのびたアン ミカ、そして謎のパーティーに出ていた紳士こそ、ヒゲをつけた門脇麦だった! 年齢的にもビジュアル的にも不可思議にしてアンバランスなこの配役。どよーんとしたままに、犯人のトリックが暴かれる。うなだれるヒゲの美女たち。ちっとも事件が解決した気がしない。それがこの30分ドラマの狙いだったのか。女優がヒゲをつけて出たドラマといえば、天海祐希の「女信長」を思い出すが、そのヒゲには男としてふるまう理由があったもんね…。 令和二年は、門脇麦の可能性の幅広さに圧倒されて始まった。『麒麟がくる』の駒は架空の人物だけに自由自在に動ける。駒が麦がどう変化するか予想もつかない。まだまだ驚かされる気もする。
2020.02.07 16:00
NEWSポストセブン
大阪成田山不動尊にて。『スカーレット』のキャスト陣
大河、朝ドラ出演者、力士も揃い踏み 令和初の節分豆まき
 新型コロナウイルスが世間のニュースの大半を占める中、毎年恒例の全国各地の節分イベントに芸能人、有名人が大集合。まさに今絶好調という人から、去年いろいろと世間を騒がせた人まで取り巻く状況はさまざま。いずれにせよ今年一年、福だけを呼び込み、邪気を払いたい思いはみ~んな一緒のはず。笑顔はじける幸せいっぱいの姿をお届けします!◆大阪成田山不動尊(2月3日)戸田恵梨香(31才)、大島優子(31才)、林遣都(29才)、松下洸平(32才)NHK連続テレビ小説『スカーレット』(総合・月~土8時~)のキャスト陣は大阪へ。ドラマでは喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)が大変な中、豆まきは仲よく。◆成田山新勝寺(2月3日)長谷川博己(42才)、門脇麦(27才)、木村文乃(32才)NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(総合・日曜20時~)の主要メンバーが成田山新勝寺に集結! 放送前の“沢尻エリカ降板騒動”転じて、福となすか!?白鵬関(34才)、高安関(29才)初場所をかかとのけがで休場した横綱白鵬は関脇高安と共に出席。白鵬は、2場所ぶりの復活優勝、高安は、大関復帰の足がかりを来場所に期したい。本木雅弘(54才)、市川海老蔵(42才)5月に市川團十郎白猿襲名を控える海老蔵は、『麒麟がくる』で斎藤道三役を演じる本木との2ショット。成田屋の大名跡にふさわしい活躍を見せたいところ。◆京都龍神総宮社(2月2日)原田龍二(49才)、小柳ルミ子(67才)、遠藤関(29才)京都には、原田、小柳、遠藤らが参加。昨年5月、複数の女性との「車中不倫」が報じられた原田にとっては、今年はいい年になる?※女性セブン2020年2月20日号
2020.02.06 16:00
女性セブン
まずまずのスタートを切った『麒麟がくる』
史上最高の「大河ドラマ」総選挙ベスト20
 主役級のキャストがずらりと揃い、緻密な脚本と豪華な演出で歴史という“大河”を1年かけて描く。NHK大河ドラマは1963年の開始以来、「テレビドラマの最高峰」で在り続けている。では歴代作品のうち、そのナンバーワンは? 大河ファンの本誌・週刊ポスト読者1000人が選んだ──。◆将棋で秀吉の本質を描く 59作目になる大河ドラマ『麒麟がくる』は、ヒロイン・沢尻エリカの降板で例年より遅い1月19日からのスタートとなったが、視聴率は20%近くを維持し、放送後の評判も上々だ。「前作『いだてん』が近代の設定だっただけに、『麒麟がくる』のド派手な合戦シーンに“これぞ大河!”と興奮しました。主人公・明智光秀(長谷川博己)の清廉さと主君である斎藤道三 (本木雅弘)の残酷さが好対照で、やはり大河は別格だなと再認識しました」(58歳自営業) しかし、『麒麟がくる』が今後比較されるであろう過去の名作の輝きは、あまりにまばゆい。 読者が選んだ1位は39.7%の歴代最高平均視聴率を記録した渡辺謙主演の『独眼竜政宗』(1987年)だった。「かわいかった梵天丸 (主人公・伊達政宗の幼名)が病で“独眼竜”になりながら逞しくなっていく様子に胸が躍りました。渡辺謙さんを見たのはこのドラマが初めてでしたが、まさかこんな大物になるなんて!」(65歳会社員) 梵天丸が不動明王像を前に言う「梵天丸もかくありたい」という言葉は流行語になり、真似する子供が続出した。 梵天丸を演じた藤間勘十郎氏は現在、39歳。当時の撮影をこう振り返る。「そのセリフは撮影当時とくに思い入れもなく、あんなに反響を呼ぶとは思ってもみませんでした。印象に残っているのは、お父様(伊達輝宗)役の北大路欣也さんと馬に乗るシーンです。僕は乗馬をしたことがなく、さらに鞍ではなく馬の首にしがみつかなければいけなくて怖かったのですが、北大路さんが自分と僕を見えないように紐で括りつけて『これだったら絶対に落ちないから大丈夫』と言ってくださって何とか撮影できました」 秀吉を演じる勝新太郎と若き日の政宗の対決も見物だった。百姓一揆を煽動したとされる「鶺鴒の花押」(せきれいのかおう)事件で、嫌疑をかけられた政宗が秀吉に呼び出されて上洛する。「久々に見た勝新がとんでもない大物オーラを放っていて、画面に釘付けになりました」(60歳会社員) 勝は緊張感を高めるために、このシーンの収録まで渡辺に一切会わなかったという。脚本を担当したジェームス三木氏が当時を振り返る。「首元にいきなり采配を突きつけたのは、勝さんのアドリブ。あれには驚いた。秀吉と政宗の腹心が将棋を指すシーンもありましたが、実は勝さんとは彼の事務所でよく将棋を指していたんです。なかなか強くてね。それで将棋のシーンを思いついた」 秀吉は王将と角、歩しか持たず、「代わりに自分だけ三手進める、どうじゃ」と持ちかけ、三手で相手の玉を取ってしまう。「将棋を通して秀吉の本質を描こうとした」(ジェームス氏)という。 18位の『八代将軍吉宗』(1995年)もジェームス氏の脚本だ。徳川御三家・紀州藩の四男で、将軍になるはずのなかった吉宗(西田敏行)が運命のいたずらで将軍の座にのぼりつめる。「平和な時代を描くのは難しいんだよ(苦笑)。女性や幅広い年齢層に見てもらうために、ホームドラマの要素も取り入れました。質実で明るい吉宗を、西田が見事に演じてくれた」(同前)◆「本能寺の変」を2か月延期 黎明期の大河ドラマを「国民的ドラマ」の地位に引き上げたのは、7位に入った『赤穂浪士』(1964年)だ。「討ち入りの日に、長谷川一夫演じる大石内蔵助が『おのおのがた、かねての手はず忘れぬよう……』と言った台詞は今でも記憶に残っています。学校でもみんな真似して、ちょっと鼻にかかった声で『おのおのがた』って言ってたなぁ」(66歳自営業) 翌1965年の『太閤記』も6位にランクイン。「秀吉というと“猿”のイメージだけど、緒形拳の真っ直ぐで、カッコいい秀吉が大好きだった」(72歳無職)「炎と白煙に包まれた部屋のなかで、白装束に身を包んだ信長(高橋幸治)が自害するシーンが鮮烈だった」(75歳自営業) まだ文学座研究生だった高橋演じる信長の人気はすさまじく、「信長を殺さないで」という投書がNHKに殺到。本能寺の変の放送が2か月も延期されたという。 秀吉をテーマにした作品では、竹中直人演じる『秀吉』(15位・1996年)も人気が高かったが、こちらも主役以上に注目が集まったのは信長だった。「渡哲也の、言葉ではなく表情だけで相手を震え上がらせるような雰囲気はさすが。本能寺の変で『神が死ぬか!』と叫びながら刀で首元を切るシーンには息を飲んだ」(55歳会社員) 大河ドラマといえば、その時代をどう描くかにも注目が集まる。『秀吉』の時代考証を担当した、歴史学者で静岡大学名誉教授の小和田哲男氏がその舞台裏を語る。「『秀吉』では、洪水によって石垣が壊れた清洲城を秀吉が修理するシーンが出てくる。修理箇所を10箇所に分けて作業員を競わせ、工事の効率を上げるという秀吉の切れ者ぶりを表わすエピソードですが、『信長時代の清洲城に石垣はない』ことをNHK側に伝えたところ『土塁や土塀では迫力が出ない』と。議論した末、『将来的には石垣が発掘される可能性もある』として私が妥協する形になりました(笑い)」 史実と創作のせめぎ合いが名シーンを生んだ。◆『龍馬伝』の映像革命 大河には女性の存在も欠かせない。女性が初めて単独の主人公となった佐久間良子主演の『おんな太閤記』(14位・1981年)、大原麗子の代表作ともなった『春日局』(19位・1989年)など、女性が単独主人公の大河は10本あるが、その中で最も支持を集めたのは宮崎あおい主演『篤姫』(4位・2008年)だ。「篤姫に会えないまま、夫の徳川家定(堺雅人)が息を引き取る場面は、夫婦でティッシュを奪い合いながら見ていた」(54歳会社員) 近年の大河のなかで、「映像面で従来とは違う新機軸を打ち出した」(ドラマ評論家の成馬零一氏)と評価が高いのが3位にランクインした『龍馬伝』(2010年)だ。「画面に砂煙が舞っているような特徴的な映像を作ったり、生々しさや臨場感溢れる映像によって作品のリアリティが増しました」(同前) 一方、ストーリーの新しい見せ方が話題になったのが2位にランクインした『真田丸』(2016年)。「三谷幸喜脚本で、戦国モノながら戦いの場面はあまり描かれず、議論のシーンのほうが多かった。台詞の掛け合いや主人公たちの心の動きを楽しめるものだった」(同前) 2022年に放送予定の大河『鎌倉殿の13人』でも三谷氏が脚本を務めることが発表されている。 現在放送中の『麒麟がくる』は、歴史上では「悪人」として描かれる明智光秀が主人公なだけに今後どのようなストーリーになるのか注目を集めている。同作品の時代考証を担当している前出の小和田氏が言う。「光秀は謎の多い人物ですが、彼が書いた文書(手紙)のなかには、戦でケガを負った家臣に対して『傷の具合はどうだ?』『良い薬があるから送る』といった内容のものが多い。私は戦国武将の文書を何千通も読んできましたが、光秀ほど家臣に労りの声をかけた武将はいません。脚本家の方には光秀の人間像がわかるエピソードを伝えてあります」 過去の名作を超える傑作になるだろうか。※週刊ポスト2020年2月14日号
2020.02.06 11:00
週刊ポスト
太宰の子を身ごもる愛人・静子役を演じる沢尻
沢尻エリカ、大河撮影のため断酒し乗馬を熱心に練習していた
 凜々しい表情の長谷川博己(42才)の顔に『麒麟がくる』のタイトルが重なると一転、舞い上がる炎の前を、武士を乗せた馬が駆け抜けていく様がスローモーションで映し出される――。重厚な音楽にのって疾走する堂々たる馬の姿は、明智光秀の激動の人生を象徴するかのようだ。テレビ画面を見ながら、胸をなで下ろした人がいた。 大河ファンからも絶賛されているNHK大河ドラマ『麒麟がくる』のオープニング。19.1%という好調なスタートを切り、2、3話も高視聴率をキープしている今作。「人気の高い戦国時代ということに加え、前作『いだてん』とは違ったゆっくりとした展開で、これまでの大河ファンが戻ってきた。また、“あの事件”で放送前から注目度が高まったことも高視聴率につながっているようです」(テレビ局関係者) 昨年11月、光秀の幼なじみで斎藤道三(本木雅弘・54才)の娘・帰蝶を演じる沢尻エリカ(33才)が麻薬取締法違反の罪で逮捕されたのを受け、急きょ、川口春奈(24才)を代役に立てて10話分までを撮り直し。大河ドラマ初の放送開始日の後ろ倒しとなった。「キャスト陣の再撮は早朝から深夜まで及び、スタッフ共々疲労困憊でしたが、それはキャストが乗る馬も一緒です。長谷川さんはどんなに疲れていても、撮影準備が忙しくても、撮影の前に必ず“愛馬”のところに来て、顔や頭をなでながら、“今日もよろしくな”と声をかけていました。大河初主演のプレッシャーがかかる長谷川さんにとって、愛馬の存在は大きな心の支えになっているように見えました」(NHK関係者) 長谷川が『麒麟がくる』で乗っているのは、バンカーという名の雄の「撮影馬」。冒頭のオープニング映像も、CGではなく、バンカーが本物の炎の前を走っているのだという。 その映像を見てホッと胸をなで下ろしていたのは、バンカーを含め、多くの撮影馬を育てている乗馬クラブ「ラングラーランチ」のオーナー・田中光法さん。田中さんは過去にドラマ『信長協奏曲』(フジテレビ系)で小栗旬(37才)に乗馬を指導するなど馬術指導師の顔も持つ。「戦闘のシーンでも、長谷川さんご自身がバンカーに乗って撮影に臨んでいます。それができるのは、バンカーが長谷川さんを慕い、また、長谷川さんもバンカーを心から信頼しているからです」(田中さん) そんな田中さんが心底残念がるのが、沢尻エリカだ。沢尻が乗っていた馬も、田中さんの乗馬クラブの撮影馬で、かつては大河ドラマ『真田丸』(2016年)で堺雅人(46才)を乗せたことがあるという。「沢尻さんは最初、馬に乗れなくて、監督とも“吹き替えにしよう”という話になっていました。でも、彼女は“どうしても自分で乗りたいんです”と言って、近くに宿を取り、泊まりがけで特訓を続けたんです。沢尻さんの練習は危なっかしくてドキドキしましたが、彼女は必死に練習していました」(田中さん) 長谷川含め、その頑張りに胸を打たれた人も多かったようだ。「沢尻さんが泊まりがけで練習をしていたことは、あっという間にスタッフの知れるところとなり、彼女の大河への熱心な向き合い方に激励されたキャストやスタッフが多かったようです。沢尻さんは撮影に集中するために、しばらくお酒も断っていたようですからね…」(別のテレビ局関係者) その特訓のおかげで、第1話で放送される予定だった、沢尻が馬に乗って長い距離を疾走するシーンが完成したという。「沢尻さんは一度コツをつかんだら、何度も何度もその感覚を身につけようと乗り続けました。完成シーンは本当に素晴らしいものになりましたね。それだけに残念で…あの時のドキドキを返してほしいですね」(田中さん)『麒麟がくる』では、馬たちの“名演技”にも注目だ。※女性セブン2020年2月20日号
2020.02.05 16:00
女性セブン
番組公式HPより
『麒麟がくる』カラフル衣装はキャラクターの心情をよく表現
 長谷川博己主演で話題を呼んでいるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。登場人物のカラフルな衣装がネット上では賛否を呼んでいるが、専門家はどう見たか。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * そんなわけで、早くも戦乱の真っただ中に突入している大河ドラマ『麒麟がくる』。  色鮮やかな映像の数々が話題になっているが、私が注目したのは「衣装の主張」だ。過去には、市川染五郎(現在の松本白鸚)が戦国期に南蛮貿易を志す呂宋助左衛門を演じた『黄金の日日』(1978年)で東南アジアの布を衣装に取り入れた例などはあったが、『麒麟がくる』ほど衣装で登場人物のキャラクターを表現した大河ドラマはなかった。  たとえば、主人公の明智光秀(長谷川博己)は、緑ベースの着物。まっすぐに伸びる竹や笹のイメージだと言われるが、まさしく若き光秀は生真面目でピュアな若竹のような青年だ。生地はペラペラだが、その分、若者らしい清潔感や軽やかさが出る。 その光秀のペラペラ仲間といえば、学友だった斎藤義龍(伊藤英明)。彼は赤が好みらしいが、ちょっとくすんでいるところがポイントだ。斎藤家の嫡男とはいえ、自分が正室の子ではなく、側女の子だと屈折したところのある義龍の心情が出ている。  第二話にはもうひとりのペラペラ土岐頼純(矢野聖人)が登場。美濃の実権を妻・帰蝶(川口春奈)の父斎藤道三(本木雅弘)に握られていることに怒り、言いなりにはならないと言い放つ。水色をアクセントにした公家か官人のような装束でいかにも育ちがよさそうな頼純にしては強気じゃんと思ったが、登場して数分後には、道三に毒殺されてしまった。あらら。 やっぱり親父世代はペラペラ世代より、陰謀にしても衣装にしても一枚上手。この世代は、その貫禄に比例するごとくゴッテリした生地をご愛用だ。  毒に苦しみ、息絶える頼純を流行り歌を口ずさみつつ平然と見つめていた道三。光秀と初対面の際に着ていたのは、黒に赤い柄が浮き出るゴブラン織りのような凝ったものだ。屋敷の中でブルンブルンと槍を振り回す武闘派だが、金勘定はしっかりしていて、光秀の旅を費用を出してくれたのかと思ったら、戦の働きで返せという。さすが「まむし」のニックネームを持つだけはある。今後、蛇柄の着物もあるかも。 もうひとり、衣装がよかったのは、光秀が堺で出会った三淵藤英(谷原章介)。足利将軍家の奉公衆という身分で、どこか貴族的な雰囲気の藤英は、白地に金色の模様が入った高級和菓子の包み紙のようないでたちだ。悠然と微笑とほほ笑んでいるが、将軍家は衰えるばかり。藤英の衣装はどうなる…。 そして、ゴッテリ親父の代表といえば、松永久秀! 光秀が鉄砲を買おうと訪れた店に現れ「このわしを怒らせて生き残った者は堺といえども一人もおらん」と怖い顔で店主に脅しをかけた久秀の上着は、赤やら黄色やらの線がスパークしたような派手な柄だ。演じているのが吉田鋼太郎だからか、これが着物じゃなくナイトガウンに見えたのは、私だけ? その後、久秀は酔っ払って寝入った光秀の懐から金を抜き出し、枕元に「また会おう」という手紙と鉄砲を置いて姿を消す。食えない武将、裏切り者、梟雄(きょうゆう)と呼ばれる久秀は、爆死したともいわれる人物。あのスパーク柄には深い意味があった!? その生きざまも含め、久秀がどんな衣装で現れるか。注目です。
2020.02.02 07:00
NEWSポストセブン
故郷、美濃に帰った十兵衛(後の光秀)は主君・斎藤利政(後の道山)と娘・帰蝶に会う。幼なじみの帰蝶は今や大輪の花のようだった(写真/NHK提供)
大河出演の川口春奈 好スタートを支えた真っ直ぐすぎる視線
 大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)が出演者のアクシデントを乗り越えて平均視聴率19.1%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)という好スタートをきった。要因のひとつに、代役に選ばれた川口春奈(24才)の存在が…。その注目に応えた彼女の女優魂とは――。「大河ドラマは毎年必ず見ていて、いつかは自分も出たいと思っていたんです。現場では、さすがは大河ドラマというスケール感に圧倒されつつ、慣れない所作や言葉遣いに苦労する日々です」と語る川口。 幼なじみの光秀(長谷川博己)に、思いを抱いたまま父・斎藤道三(本木雅弘)の命に従って織田信長(染谷将太)に嫁ぐ帰蝶(後の濃姫)に扮する。 1月19日放送の第1話では、「父上が戦を始めるとの噂があり、馬を飛ばして帰ってまいりました」と本木との掛け合いで番組ラスト1分ほどに登場した。 大河ドラマ初出演ながら、武家の娘を生き生きと演じる彼女に、「がんばれ!」「期待しています」との応援の声がネットを通して全国から届いた。※女性セブン2020年2月6日号
2020.01.26 07:00
女性セブン
京香といい距離感という長谷川博己
大河『麒麟がくる』の撮影現場、沢尻逮捕で信頼関係深まる
 沢尻エリカ(33才)の逮捕から2か月、放送延期を経てようやくNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が1月19日に初回放送を迎えた。大河史上異例となる大幅な撮り直し。その期間、撮影は連日連夜に及んでいた。 沢尻の逮捕を受けて、代役を立てるだけでなく、すでに撮影済みだったシーンの再撮影をしなくてはならなかった。 川口春奈(24才)に白羽の矢が立つと、すぐにかつらや衣装合わせが始まり、12月2日には顔合わせとリハーサル、翌3日には早朝から撮影開始と、強行軍の撮影が始まった。「通常、NHKは土日や祝日に撮影をすることが少ないのですが、再撮影のため年末年始はかなりハードなスケジュールだったようです。働き方改革が叫ばれる中、一時的なこととはいえ、ブラックに近い“グレーな撮影現場だな”という、ジョークまで飛びかっていました」(芸能関係者) 過酷な日程以外にも、再撮影は苦労の連続だった。川口演じる帰蝶(後の濃姫)が馬に乗って初登場したのは、第1話の終了間際、本木雅弘(54才)が演じる父・斎藤道三との共演シーンだ。当初、東京・成城の東宝スタジオに建てられた稲葉山城のセットで撮影されていたが、再撮影時にはすでに解体済み。NHK局内のスタジオに再構築して撮影を行った。「岩手県奥州市でのロケも9月から10月にかけて行っていたのですが、再撮影時には季節が変わっていました。そのためロケシーンの背景にはCGを利用して、季節感を出す予定だそうです」(番組関係者) スタッフもてんやわんやの中、川口は撮影に臨むだけでなく、ふすまの開け方や足の運び方など、時代劇に欠かせない所作も専門家の指導を受けながら徹底的に体にたたき込んで、帰蝶になりきった。「時代劇の所作は独特です。明智光秀の母親役を演じる石川さゆりさん(61才)は、普段から着物での動きや立ち居振る舞いは慣れていますが、大河ドラマは勝手が違うようで、思わず現代風の所作をしてしまったこともあったそうです」(NHK関係者) 川口は乗馬を引き続き練習中だという。「帰蝶の乗馬シーンはまだあるので、それに向けて特訓しているそうです。帰蝶らしさを表現するために労力を惜しまない川口さんに対して、出演者、スタッフは本当に敬意を表しています。彼女の頑張りを見ているからこそ、再撮影を行う出演者たちからは不平不満の声は聞こえませんでした」(前出・番組関係者) そんな撮影現場で、誰よりも気を使っているのが主演の長谷川博己(42才)だった。深夜まで撮影が続いたある日のこと。周囲に目を配る長谷川は、スタッフにビールを差し入れたという。「“一杯どうですか?”と言われた時は、張り詰めた空気が和みました。川口さんも声をかけられていましたが、初共演の主役から誘われて、ひとり後から加わったことで強いられていた緊張が少し解けたようでした」(前出・NHK関係者) そうして構築された信頼関係は、撮影現場を離れても深まっている。「沢尻さんが逮捕される前までは、撮影後、どこかよそよそしかった共演者たちが、連絡先を交換してコミュニケーションを取るようになりました。その中心にいるのは長谷川さんです。 長谷川さんは現場では口数が少ないかたなのですが、今回ばかりはナインティナインの岡村隆史さん(49才)などに声をかけて、積極的にコミュニケーションを図っています。長谷川さんは“こんなに短期間に新規登録をしたのは初めて”と笑っていたそうです」(前出・番組関係者) 視聴率も上々で、撮影現場では結束力も高まっている。災い転じて福となす、か。※女性セブン2020年2月6日号
2020.01.23 11:00
女性セブン
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』公式サイトより
NHK大河『麒麟がくる』 今回は期待できそうと感じる5つの理由
 前作が史上最低視聴率を更新、今作は出演者のスキャンダルで放送開始が遅れ、NHK大河ドラマをめぐる環境は良好とは言い難い。しかし、ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏は、期待をしているという。 * * * 沢尻エリカさんの薬物事件による降板騒動で、ドラマの撮り直し費用は10億円に達するという報道も。皮肉なことに、スキャンダルで一気に注目が集まったNHKの大河ドラマ『麒麟がくる』。いよいよ19日日曜日にスタートです。通常より二週間程開始が遅れたその間、NHKは明智光秀や歴史背景の解説、過去の大河ドラマの振り返り特番などを放送し、大河ドラマへの興味をかきたてようと必死。さて、雨降って地固まる結果となるのかどうか、見物です。 スキャンダルゆえの話題を超えて、今回の大河ドラマが期待できそうと感じる理由を5つ挙げてみたいと思います。【1】長谷川博己の顔つき 主人公・明智光秀を演じるのは、長谷川博己。二枚目とかイケメンといった表層的な評価ではなく、一瞬見ただけで「明智光秀」という人物のイメージをかきたてる。そんなテンション、迫力を感じる。キリっとひきしまった横顔、緊張感と透明感。架空の吉祥動物「麒麟」という言葉に響き合うような、神秘性とロマン、そして愛らしさも。そう、長谷川さんの特徴とは、内に秘めた強靱さと共に、しなやかさや柔らかさ、フェミニンな要素を持つこと。それによって新たな戦国武将像を打ち立ててくれるのではないか、と期待大です。 もう一人、横顔から無言の力を感じる人物がいます。それが、美濃の斎藤道三を演じる本木雅弘。不敵でアクが強そうで、一筋縄ではいかない不気味漂う風貌。油の行商人から戦国武将へと一気に駆け上がった道三は、「マムシ」と呼ばれ恐れられた人物です。そんな道三を本木さんがどう演じるか。柄と柄を合わせた派手な羽織を纏い、緊張感の漲るその姿からはさまざまな想像が膨らみます。【2】麒麟の謎解きをする「駒」という存在「歴史とは勝者が作るものであり、名も無き者や敗者の記録は残らない」という歴史観を前提に、それを覆そうという意欲が今回の大河ドラマには流れていそう。体現するのが、記録にはない駒(門脇麦)というオリジナルの登場人物です。駒は明智が京で出会う戦災孤児の女性で、「麒麟」の謎を解く役目でもあるとか(ちなみに麒麟という霊獣は現れる所すべての人々を幸せにするという伝説がある)。 戦国武将が主人公のドラマは、とかく権謀術数や戦場のかけひき、勝ち敗け、兵法や軍備の話が多くなりがち。しかし今回はそうした「太文字の歴史」からはこぼれ落ちた、でもたしかに存在していた市井の人間たちにスポットライトを当てよう、という意欲を感じます。それが駒という仕掛けから見えてきそう。普段は大河ドラマをあまり好まないという女性視聴者たちも、駒の視点から活き活きとした戦国の世が描かれたら、ドラマの人気が広がり盛り上がるかも。【3】信長や家康に、ちょっと驚きの配役 戦国武将といえばまずは強さ。堂々たる風情、円熟味、頑強、人を斬る残酷さといったイメージが先行しますが、今回のドラマでは天下取りとして屈強の織田信長に何と染谷将太が、徳川家康に風間俊介と、いずれも個性派若手を配置。独特な少年っぽさもあり体格も小柄で細身の役者たちを採用しているのも、ちょっと驚きです。これは武将というより人としての多彩な面を浮かび上がらせるための、仕掛けなのかもしれません。【4】結果から逆算しないで明智を描く 明智光秀というと、本能寺の変で信長を殺した「裏切り者」のイメージが定着しています。しかし、そこから出発する限り、常に似通った明智光秀しか生まれない。今回は、敢えてイメージゼロからスタートする意図のようです。「みんなが知っている『本能寺の変』を起こした光秀から逆算して考えないでほしい」と脚本・池端俊策氏から言われた、と長谷川さん。みずみずしく新たな明智像を、ぜひ立ち上がらせてほしい。【5】4Kにも耐え得る、細かなリアリティ演出 月代(さかやき)の継ぎ目が見えにくいといった特殊メイク、石垣の組み方から衣装の生地に織り方、ビビッドな色彩と細かい点まで詰めに詰めた演出が工夫されるとか。時代は4k、最新映像技術の上に戦国時代のリアリティがいかに生まれるのか、という点も見所です。 逆光の中、馬で駆け抜ける長谷川さんの姿は「麒麟にまたがった王」に見まがうほど。スタートが楽しみです。
2020.01.18 16:00
NEWSポストセブン

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