国内

D・フジオカも告白の食物アレルギー 最悪の場合は死に至る

グルテンアレルギーを告白したディーン・フジオカ

 完璧すぎるイケメン俳優の唯一の弱点…それは、アレルギーだった――。先日ゲスト出演した『ぴったんこカン★カン』(TBS系)で、ディーン・フジオカ(35才)はグルテンアレルギーのため、大阪で『あさが来た』を撮影していた4か月間は苦労していたと明かした。

 お好み焼きやたこ焼きなどの“粉もん”が食べられず、行きつけの店では米粉やタピオカ粉で作られたピザをオーダーしていた。

 そもそも“グルテンアレルギー”とはどういうものか? 日本アレルギー学会認定専門医・指導医の清益功浩さんが解説する。

「グルテンとは、小麦やライ麦など穀物に含まれているたんぱく質の1つ。吸水性で、加熱しても壊れにくい成分を持ちます。本来はアレルギーがなければ無害な成分ですが、これを異物として反応してしまうのが、グルテンアレルギーです」

 実は食物アレルギーに悩む人は少なくない。最近でも、東貴博(46才)は桃で、タレントの大堀恵(32才)が青魚でアナフィラキシー(急性かつ重度なアレルギー反応。最悪の場合は死に至る)をおこし、病院に緊急搬送されたという。

「もともと食物アレルギーは子供に多い症例なのですが、大人になって突然発症する人もいます。とくにえびやかになどの甲殻類、魚、小麦などで多くみられますね。また、食物依存性運動誘発アナフィラキシーといい、特定の食品を摂取後に(激しい運動やサウナなどで)消化吸収がよくなると発症する例もあります。これは運動量の多い学童から大人にみられる症例ですね」(清益さん)

 アナフィラキシー発作のように、食物摂取直後(およそ30分以内)に症状が表れるものから、6時間後、24時間後、48時間後…と、アレルギーが出るタイミングはさまざま。自分が何にどう反応するのかを把握することが重要となる。

 そんななか注目を集めているのが「即時型アレルギー検査」だ。少量の血液で、各アレルゲンに対するIgE抗体の量を調べる検査で、対象となる項目が約100~200種類と多いのが特徴。

「もし陽性反応があっても、それがすぐに症状に結びつくわけではないので、参考程度に考えた方がいいでしょう。できれば医療機関で、血液検査、皮膚検査、負荷試験、問診などすべて行い総合的に症状を診断するのが理想的ですね」(清益さん)

※女性セブン2016年2月25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

鮮やかなロイヤルブルーのワンピースで登場された佳子さま(写真/共同通信社)
佳子さま、国スポ閉会式での「クッキリ服」 皇室のドレスコードでは、どう位置づけられるのか? 皇室解説者は「ご自身がお考えになって選ばれたと思います」と分析
週刊ポスト
松田烈被告
「テレビ通話をつなげて…」性的暴行を“実行役”に指示した松田烈被告(27)、元交際相手への卑劣すぎる一連の犯行内容「下水の点検を装って侵入」【初公判】
NEWSポストセブン
Aさんの左手に彫られたタトゥー。
《10歳女児の身体中に刺青が…》「14歳の女子中学生に彫られた」ある児童養護施設で起きた“子供同士のトラブル” 職員は気づかず2ヶ月放置か
NEWSポストセブン
会談に臨む自民党の高市早苗総裁(時事通信フォト)
《高市早苗総裁と参政党の接近》自民党が重視すべきは本当に「岩盤保守層」か? 亡くなった“神奈川のドン”の憂い
NEWSポストセブン
知床半島でヒグマが大量出没(時事通信フォト)
《現地ルポ》知床半島でヒグマを駆除するレンジャーたちが見た「壮絶現場」 市街地各所に大量出没、1年に185頭を処分…「人間の世界がクマに制圧されかけている」
週刊ポスト
連覇を狙う大の里に黄信号か(時事通信フォト)
《大相撲ロンドン公演で大の里がピンチ?》ロンドン巡業の翌場所に東西横綱や若貴&曙が散々な成績になった“34年前の悪夢”「人気力士の疲労は相当なもの」との指摘も
週刊ポスト
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(インスタグラムより)
「バスの車体が不自然に揺れ続ける」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサー(26)が乱倫バスツアーにかけた巨額の費用「価値は十分あった」
NEWSポストセブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
《長引く捜査》「ネットドラマでさえ扱いに困る」“マトリガサ入れ報道”米倉涼子はこの先どうなる? 元東京地検公安部長が指摘する「宙ぶらりんがずっと続く可能性」
アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「性的被害を告発するとの脅しも…」アメリカ美女モデル(27)がマッチングアプリで高齢男性に“ロマンス”装い窃盗、高級住宅街で10件超の被害【LA保安局が異例の投稿】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン