同番組に2013年10月、SMAPの中居正広がゲスト出演。キスマイのメンバー内格差について「過去のジャニーズのグループの中でも、こんなに如実に分かれてるグループはなかった」と解説した中居は、「俺がプロデュースしてやる」と“後ろの4人”のCDデビューを番組内で確約。去り際に、「グループ名は『ブサイク』」と言い残して、フレームアウトした。

 果たして、“後ろの4人”のグループ名は「舞祭組」になった。この字はジャニー社長が付けたと言われ、大先輩の「男闘呼組」や、過去に千賀が入っていたユニット「舞踊冠」を思わせる、実は“ジャニーズ伝統”の漢字名である。

 中居は舞祭組のシングルCDの作詞作曲やMVのプロデュースを手がけ、「スルメさん」というキャラとしても舞祭組とコラボ。2014年のSMAPコンサートのソロコーナーでは同キャラで舞祭組のナンバーを歌ったり、2015年9月末のキスマイの東京ドームコンサート千秋楽には、サプライズで会場に現れ、「舞祭組アルバム発売決定」の号外を客席で配布。最後まで「スルメさん」のキャラを守り、ステージで舞祭組と歌い、踊ってくれた。

 いまから思えば、その頃からSMAP周辺にはさまざまなことが起こっていたと推察できる。が、愛する後輩のために時間を作り、舞祭組のアルバム発売をサプライズ発表することに一役買った中居だったのである。

 そんな中居正広の“愛あるバックアップ”によって、“後ろの4人”が自信を取り戻したことは間違いなく、サラリーマン風の衣裳に身を包み、キスマイとは異なる“宴会ソング”や“コミックソング”を引っさげ、単独で歌番組やテレビCMに出演したり、連続ドラマで主演をしたりして、いまに至る。

 ジャニーズの中で「ブサイク」と評判のキスマイの中でもさらに「ブサイク」と呼ばれる舞祭組の4人だが、今回、カレンダーの編集担当をした小学館の女性社員は、「どこがブサイクなのでしょう?」と異論を唱える。

 写真を撮られ慣れているか撮られ慣れていないか、見せ方を知っているか知らないか…ということで言えば、俄然“前の3人”のほうが上であることはいまも間違いない。

 今回のカレンダーで、北山は目線を外したカットに哀愁がただよい、大人の魅力全開。藤ヶ谷はまるでスタンプで押したかのように“はずれカット”がなく、玉森は“かわいい自分”と“カッコイイ自分”の区別が見事で、もっとも表情が豊かだ。

 そんな“前の3人”に対し、「目ぇ、つぶっちゃうこともないのかな」と驚いていたのは千賀。最近は、東山動植物園の「イケメンゴリラ」ことシャバーニに似ていると言われ、件の中居にも、鼻から口にかけて「前に出過ぎている」とゴリラ顔を指摘される千賀だが、アンティークのピアノにもたれたり、海辺で貝殻を耳にあてたりした写真は、雰囲気に溢れた名カットばかりだ。

 シャツをはだけてメンバーの誰よりも肌を見せてくれた宮田は、高波が押し寄せる冬の海で自ら岩によじのぼり、おどけてくれた。サービス精神満点でスイッチの入り方が誰よりも早い宮田ならではのカットだが、スタジオの壁や窓によりかかって物思いにふけるカットは、「美少年」そのものなのである。

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