芸能

森山良子が歌と決別した20代前半を振り返る

森山良子デビュー50周年のアルバム『Touch me…』

 人々の心に染みる歌を歌い続け、今年デビュー50周年を迎えた歌手・森山良子(68才)。現在でもテレビ、ラジオへの出演、コンサートなど精力的に歌手活動を続けている。しかし、その歌手人生は決してまっすぐなものではなかったという。

 歌手として何よりも大事な喉を守るために、マスクは四季を通して必需品。スカーフをグルグル巻きにし、寝るときは靴下を3枚履く。コンサート前日は、1時間でも、1分でもいいから長く睡眠をとるようにしていると話す森山は、今も欠かさず声楽家・坂上昌子さんの元にボイストレーニングに通っている。

 しかし、こんなにも歌を愛し、歌を大切に思っている森山が、一度だけ、歌と決別した時期がある。

「20代の前半ですね。結婚を機に、もう歌は歌わないと宣言して。今、思い返しても歌と離れていた1年半は苦しかったですね。歌手になりたく、歌のことだけ考えて生きてきたから、何をすればいいのかまるでわからなくて。中途半端なまま、ただ時間だけが過ぎていく感じでした」

 だから――もう一度、自分のいるべき場所であるステージに立った森山は、二度と、歌と離れないと固く心に誓った。

「無限に時間があると思っていた若いころとは違って、これからは残された時間のことも考えなければいけない。だから、ひとつひとつ全力で丁寧にというのは、いつも心の片隅にあります。今年の目標は、50周年という節目の年に出したアルバム『Touch me…』とともに無事に一年を乗り切ること。そうすれば、また新しい出会いが、何かを運んできてくれると信じています」

※女性セブン2016年4月21日号

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン