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2016.05.02 07:00  NEWSポストセブン

首都圏でのマンション購入 専門家も注目の割安エリアとは

 ひとつ物件名を挙げると、全418戸の「パークホームズ板橋蓮根」。平均坪単価は100万円台の後半かと推定される。売主は、業界のリーダー的存在である三井不動産レジデンシャル。23区内の三井ブランドで、しかも地下鉄の最寄り駅まで徒歩4分という好条件にあることを考えれば、かなり注目度は高い。

 23区では他に北区が従来からお買い得エリアだったのだが、ここ数か月は割安物件が減ってきた。今後は、価格を高くしたことで完成在庫になった物件の値引き販売が多発する、「値引き常態化エリア」になりそうな予感がする。

 近畿方面では現在のところ、とくにエリアに偏った「割安地域現象」は見られない。ただ近畿エリアのマンション市場には、首都圏ではほとんど見られない特性がある。それは、「安く売る」ということを事業コンセプトにしているマンションデベロッパーの存在感が強いのだ。その代表的な存在がリバー産業と睦美建設。

「リバーガーデン福島 木漏れ日の森」というマンションのオフィシャルページをみると、やはり〈3LDK 2900万円台より〉という表示が見られた。睦美建設の「パデシオン京都大久保 ザ・グランドレジデンス」では〈広々4LDKが2,700万円台~ 月々7万円台~〉だそうだ。ともに立地のブランド力がない分「価格で勝負」している。

 この2社、近畿エリアではよく知られた企業で、決して中小弱小ではない。実績も十分にある。こういう企業、首都圏にも現れて欲しいものだ。

 建築コストの増大により、確かに新築マンションの価格は上昇気味である。しかし、市場価格は最終的に需要と供給の関係で決まる。マンションを買う個人の所得が上がらないどころか実質的に減少している昨今の経済状況では、コストが上がったからと言って価格に転嫁しても、いずれは市場からそっぽを向かれる。

 購入側も、ここはバブルに踊らされず、惑わされず、冷静に市場を眺めて賢く選びたいところだ。

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