ビジネス

フォーブス世界長者番付入りの日本人 パチンコ業界から3人

 3月1日にアメリカ版『フォーブス』で公表された2016年度世界長者番付でランクインした日本人は総勢27人。日本人トップは柳井正・ファーストリテイリング会長兼社長(1兆6500億円)だった。

 日本人6位にランクインしたパチンコホール運営大手・マルハンの韓昌祐(ハンチャンウ)会長(4520億円)は、在日韓国人1世で、1945年に血縁を頼って来日した。1958年に京都の峰山町で小さなパチンコ店を開業している。

「その後、ボウリング場を始めたものの、ブームが去って多額の借金を抱えてしまった。しかし、1980年代に入ると、大当たりで受け口が一定時間開きっぱなしになるフィーバー機の大ブームで持ち直し、郊外型のパチンコ店を次々に出店。

 従来のパチンコ店のイメージを一新し、キチッとした接客と快適な空間を提供したことで軌道に乗った。現在では店舗数約300、売り上げ2兆円を誇るホール業界のトップです」(パチンコメーカー幹部)

 パチンコ業界からは、他にもメーカー大手・三共(SANKYO)の創業者、毒島(ぶすじま)邦雄・名誉会長(10位・3280億円)と毒島秀行・会長(19位・1240億円)が親子でランクインしている。

 同じく19位にはパチスロ・パチンコメーカーのユニバーサルエンターテインメント(旧・アルゼ)会長・岡田和生氏も名を連ねる。遊技業界は強しだ。

※週刊ポスト2016年5月20日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン