NHK連続テレビ小説『あさが来た』の新次郎役で日本中の女性たちを虜にした玉木宏(36才)が、今度はIQ300超えの天才役でスクリーンに登場する。映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』で玉木が演じるのは、天才的な頭脳で難事件を解決する脳科学者、御手洗潔。
「映画の撮影終盤と『あさが来た』のクランクイン直後が、ほんの少しの期間ですが、重なっていたんです。だから、天才として謎解きをしながら、ちょんまげを結っていた時期があるんですよ」
まったく違う役柄を同時進行で演じるのは切り替えが大変だったのではないだろうか?
「朝ドラの収録に入る前は『大丈夫かな』と少々不安を感じていたんですが、実際に現場に行ってみると、作品のカラーがまったく違うので、すんなりと役に入ることができました」
新次郎の育ちの良さを感じさせる柔らかな物腰。そして、ミタライの尋常ではない天才ぶり。ふとした仕草や口調に、それぞれの”その人らしさ”がにじみ出る。
「リアリティーを欠いてしまったら作品に説得力がなくなると思っていますから。たとえばミタライの場合なら、無駄な動きを排除して無機質な雰囲気を出そうと考えていましたね」
“その人らしさ”の中にある、揺るぎない”玉木宏”の存在感。その魅力は、これからも進化し続ける。そんな玉木に気になる質問をぶつけてみた。
Q1.
いちばん楽しいことは?
A.
DIY。工具が好きなので、かなり揃っていますよ。先日は、テレビ台みたいな物を作りました。
Q2.
はまっている食べ物は?
A.
『あさが来た』の撮影で大阪にいるときに飲んだコールドプレスジュースですね。
Q3.
気になることは?
A.
健康。年齢的なものかもしれないですが、以前よりも体にいいものを摂るよう心がけるようになりました。
Q4.
やりたいことは?
A.
夏になったら海に行きたい! 船舶の免許を持っているので、船で大海原を走りたいですね。
Q5.
やってみたい役柄は?
A.
自分の役柄というより、どんな作品に出合えるか?ということに興味がありますし、楽しみです。
撮影■中村功
※女性セブン2016年6月16日号