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2016.07.01 07:00  週刊ポスト

銀歯のリスク 虫歯の温床化や水銀が溶け出す怖れも

●口中の「水銀」リスク
 今年4月から保険適用を外れた材料が、“第二の銀歯”ともいわれている「アマルガム」だ。成分は、銀、スズ、銅、亜鉛、そして50%の無機水銀で、グレーに近い色をしている。

 比較的小さめの虫歯に充填剤として使用されてきたが、水銀のリスクについてはほとんど知られていない。口の中のアマルガムからは、微量の水銀が溶け出しているため、健康被害が危惧されてきた。

 アマルガムを除去することで、金属アレルギーや、 怠感、頭痛、肩凝り、記憶障害などの回復したケースが各地で報告されている。ただ、因果関係は立証されていないため、いまだに歯医者の間で議論が分かれたままだ。

 注意すべきは、昔入れたアマルガムを取り除くことを選択した場合、除去する施術の際に水銀が蒸気となって発生し、削りカスにも水銀が含まれる可能性が高いことだ。したがって十分な対策を取っているクリニックを選ぶことが必要になる。

 もちろん、どんな治療であってもリスクはゼロにならない。ただ、考えさせられるのは「銀歯」の代替となる有力な選択肢を多くの歯医者が患者に示していないことだ。

●レポート/岩澤倫彦(ジャーナリスト)

※週刊ポスト2016年7月8日号

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