ライフ

下戸4兄弟 「俺達は誰も飲まない」と親戚会合で威張る

 お酒を飲んでトラブルを起こしてしまう人もいるが、逆に飲める人にとっては、下戸だからこそ面倒くさいということもある。東京都在住の酒好き女性Hさん(46才)は、アパレル業界で働く夫についてこんな愚痴を漏らす。

 * * *
 夫婦で7000円の会費制立食パーティーに出た時のこと。ふと夫を見たら食べる、食べる。量もすごいけど、イクラとかキャビアとかローストビーフとか、高そうなものを皿に山盛りにしているじゃないの。

 こんな男が自分の伴侶だと知られたくないもの。そっと離れて知り合いと話しながら優雅にシャンパンを飲んでいたら、「こんなところで何してんだ。飲み物だけじゃ高が知れているだろ」って。

 要するに、“元を取れ”と言っているんだけど、ケチの大食いってまったくセクシーじゃないんだよね。あの夜以来よ。うちがセックスレスになったのは。

 * * *
 そして、体質であるから仕方がないものの、下戸であるがゆえに、場をしらけさせてしまうことも。石川県の菓子店パートの女性Rさん(54才)の告白だ。

 * * *
 この春、娘の結婚が決まり、相手のご両親と初顔合わせしたときのこと。会場は新郎側の提案で、料亭で会席料理を食べることになったの。

 心配なのは、飲めない上に技術職の夫。当日、料亭で「ま、ま、一杯」とお酒を注いでくれた向こうの父親に、夫が「すみません。私は不調法でして」と謝った、までは上出来だったんだけどね。

 ご両親はどちらもいける口で、私も気持ちよくなってきたなというその時。夫が、料理を運んできた店の人に「全部、おれには全部まとめて持ってきて」ってしきりに言っているの。「飯もなしにおかずばっかりちびちび食えるか」って。それだけじゃない。「世の中は飲み助ばっかりじゃねーんだよ」ときた。

 恐ろしいほどの静まり返った席をどうしたか、よく覚えていないわよ。幸い、娘の結婚は壊れなかったけど、私たち夫婦の間は、修復不可能だね。

 * * *
 茨城県に住む惣菜店パートの女性Yさん(50才)も、下戸な夫と、その兄弟に文句を言う。

 * * *
 男ばかり4人兄弟で、全員が下戸。大酒飲みの父親を見ていたから、「酒飲みにだけはなるまい」と思って育ったんだって。

 それはいいけど、「おれたちは誰も飲まないから」って、親戚が集まるたびに、威張るのはやめて。ビールで乾杯してすぐに、「飲む人は長っ尻だからなぁ」だの、「結局、のんべえは自分の口だけがかわいいんだよ」だの、お酒に対して否定的なことばかり言うのも、イヤ。

 その先頭に立っているのがうちの夫なんだから、これが飲まずにいられるかって。

※女性セブン2016年7月14日号

関連記事

トピックス

女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
〈一緒に働いている男性スタッフは彼氏?〉下北沢の古着店社長・あいりさん(20)が明かした『ザ・ノンフィクション』の“困った反響”《SNSのルックス売りは「なんか嫌」》
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
《“手術中に亡くなるかも”から10年》79歳になった大木凡人さん 映画にも悪役で出演「求められるのは嬉しいこと」芸歴50年超の現役司会者の現在
NEWSポストセブン
花の井役を演じる小芝風花(NHKホームページより)
“清純派女優”小芝風花が大河『べらぼう』で“妖艶な遊女”役を好演 中国在住の実父に「異国まで届く評判」聞いた
NEWSポストセブン
第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
2000年代からテレビや雑誌の辛口ファッションチェックで広く知られるようになったドン小西さん
《今夏の再婚を告白》デザイナー・ドン小西さんが選んだお相手は元妻「今年70になります」「やっぱり中身だなあ」
NEWSポストセブン