芸能

アイドルの自撮り 画像加工アプリが必須である理由

盛るべきか盛らざるべきか

 スマホとSNSが普及して以来、ネット上には女の子たちの自撮り画像が氾濫しています。なかでも、アイドルの女の子たちによる自撮りは、普通の女子中高生たちに比べてとりわけきれいで可愛いものが目立ちます。アイドルたちの自撮りの秘密と、最近の流行について、地下アイドルでライターの姫乃たまさんがリポートします。

 *    * *
 家から徒歩3分のコンビニへ行くだけで、すべての気力が削ぎ落とされる真夏日。Twitterをチェックすると、野外ライブに出演しているアイドル達の自撮り写真が、次々と目に飛び込んできました。立っているだけでも、うだるような暑さの中、歌って、踊って、ファンと握手して、それからどうやってこんなに可愛い顔で写真が撮れるのか、愕然としたものです。

 そこで、尊敬半分、好奇心半分、野外ライブに出演していたアイドルの子に聞いてみたところ、「加工してるからじゃないですか」と、非常にドライな答えが返ってきました。

 スマートフォンのアプリが普及してから、簡単に画像が加工できるようになって、ほとんどのアイドルが自撮り写真を加工するようになりました。職業柄、自撮りが必須のアイドル達は、それぞれ可愛く映る角度や、光の当て方を心得ていますが、画像の加工は強力です。楽屋で一緒に自撮りをする時、どのアイドルさんもたいていBeautyPlusというアプリを起動しています。

 先日、男性の関係者が、「アイドルの写真に写ると、僕の肌までつるつるになるから気持ち悪いんですよね……」と、ぼやいていました。野外ライブ後の汗だくの状態ですら、普段通りキレイに仕上げられるほど修正できるので仕方ないのかもしれません。進化したアプリは、いくらでも画像が修正できるようになっていて、使いようによっては不自然になってしまうのです。

 人前に立つ職業なので、実物と異なるほどの過度な修正はできませんが、それでも不自然なほど修正してしまうアイドルは、最新のプリクラに慣れている女の子だと思われます。7、8年ほど前まで、肌の色を明るく写すだけだったプリクラは、現在、目を大きくする、脚を細くするなど、体型自体の修正を自動でかけるようになっています。そして、BeautyPlusのキャッチコピーは、「プリクラ並みに盛れるカメラアプリ」です。プリクラと同じように、目の形や、体型も修正できます。

 普段プリクラを利用しない人間にとっては不自然でも、日頃慣れ親しんでいる若い女の子にとっては、それが可愛いということになるようです。

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン