芸能

11年不妊治療を続けた女優・秋野暢子が語る「子供」

 厚生労働省の調査によると、ここ30年で子供のいない世帯が2倍以上に増加しているという。しかし、その一方で子供が欲しくてもなかなかできずに悩む人もいる──。女優の秋野暢子(59才)が、子供に関する苦悩と喜びを語る。

 * * *
 26才で結婚し、平成元年に第1子を妊娠したものの流産してしまいました。その後、2回の流産を経験しながら11年も不妊治療を続けたのは、「なぜ産んであげられないのだろう」という申し訳ない気持ちから。

 でも、35才の時、子宮外妊娠で左の卵管を切除。これ以上は肉体的にも厳しいと不妊治療を諦めました。その翌年が結婚10年目ということもあり、これからは夫婦ふたりの人生を楽しもうと決意しました。ところがその矢先に、自然妊娠。無事出産した時は、「宝が生まれてきた」と、それはもう、うれしかったですね。

 でも産後、生活は一変し、仕事も制限することに。それについては覚悟していましたが、重かったのは“責任”。子供は産んだら一生“子供”なので、死ぬまで親が責任を負わないといけない。しっかり育てなくてはという重圧はありましたね。

 その娘も今年から社会人に。子育てから解放され、今は自由で気楽。食べたい時に食べ、好きな時に寝起きできる日々って、幸せですね。

 あのまま子供ができなかったら、というのは考えます。でも、子供がいてもいなくても、数十年たてば最後はみんなひとり。その間に子育てをしても、仕事にまい進しても、自分は変わらないと思うし、幸せと苦労の比は同じじゃないかと思います。

※女性セブン2016年10月27日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン