ライフ

植松晃士「カラオケで気遣いできない人は実生活でも×」

植松晃士さんがカラオケのマナーを解説

 世のオバさま方が美しく健康に生きていけるように、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイスします。今回は、カラオケの選曲に関するお話です。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう。先日、1990年代から仲よくしていただいている某大人ゴージャス雑誌編集長とWEBマガジン『ハタラク』の編集長の3人で、1970年代の宴、つまりカラオケに行って参りました。

 楽しかったぁ~! 1970~1980年代の歌限定の宴だったのですが、次から次へとリクエストが入る、入る。口々に「懐かしいよね」「いい歌よねぇ」と絶賛しあうのですが、「懐かしい」と言いつつ、気持ち的には「つい最近の出来事」な感覚を共有しているのも面白かった。そもそも、2000年以降の曲なんて誰も歌えないしね。

 誰かが歌った曲を「これいい! 今度歌おう」と呟きつつ、モニターを写メするんです。だって、照明が暗めだと皆、近くが見えにくいからメモできないし、何か残しておかないと忘れちゃうでしょ。

『飛んでイスタンブール』がかかれば、「庄野真代さん? じゃあ、私は渡辺真知子さん」と、まるで連想ゲームのように数珠つなぎで曲が思い浮かぶんです。

「古い記憶ほど、覚えてる」といいますが、本当にそうですね。「これ何だっけ? バーで飲んでて東京タワーが出てきて…」と言えば、「『東京ららばい』ね! タワーは見えても幸せは見えないのよ。悲しいわ〜」「それそれ!」と、「私たちの記憶力ってすごいわね〜」と、妙なところに自信を深めたり。

 唯一の欠点は、意外に曲が長いんですよ。1番から4番まであったりして歌っているうちに飽きてきちゃって、周りの顔色を見ながらフェードアウトしてみたり。

 まぁ、それにしても、私たちって“ビバ! 歌謡曲”の時代を生きていたんだと、改めて実感しました。やはり名曲は何年たっても名曲ですね。

 宴を通じて、何より心地よかったのは、誰ひとり、流れを乱す人がいなかったこと。3人とも大人で、豊富な社会経験からその場の空気を読むことには長たけている人ばかり。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)
《大谷翔平のハワイ高級リゾート裁判が長期化》次回審理は来年2月のキャンプ中…原告側の要求が認められれば「ファミリーや家族との関係を暴露される」可能性も
NEWSポストセブン
今年6月に行われたソウル中心部でのデモの様子(共同通信社)
《韓国・過激なプラカードで反中》「習近平アウト」「中国共産党を拒否せよ!」20〜30代の「愛国青年」が集結する“China Out!デモ”の実態
NEWSポストセブン
裁判所に移されたボニー(時事通信フォト)
《裁判所で不敵な笑みを浮かべて…》性的コンテンツ撮影の疑いで拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26)が“国外追放”寸前の状態に
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《自宅でしっぽりオフシーズン》大谷翔平と真美子さんが愛する“ケータリング寿司” 世界的シェフに見出す理想の夫婦像
NEWSポストセブン
山上徹也被告が法廷で語った“複雑な心境”とは
「迷惑になるので…」山上徹也被告が事件の直前「自民党と維新の議員」に期日前投票していた理由…語られた安倍元首相への“複雑な感情”【銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカの人気女優ジェナ・オルテガ(23)(時事通信フォト)
「幼い頃の自分が汚された画像が…」「勝手に広告として使われた」 米・人気女優が被害に遭った“ディープフェイク騒動”《「AIやで、きもすぎ」あいみょんも被害に苦言》
NEWSポストセブン
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(時事通信フォト)
《潤滑ジェルや避妊具が押収されて…》バリ島で現地警察に拘束された英・金髪美女インフルエンサー(26) 撮影スタジオでは19歳の若者らも一緒だった
NEWSポストセブン
山上徹也被告が語った「安倍首相への思い」とは
「深く考えないようにしていた」山上徹也被告が「安倍元首相を支持」していた理由…法廷で語られた「政治スタンスと本音」【銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
不同意性交と住居侵入の疑いでカンボジア国籍の土木作業員、パット・トラ容疑者(24)が逮捕された(写真はサンプルです)
《クローゼットに潜んで面識ない50代女性に…》不同意性交で逮捕されたカンボジア人の同僚が語る「7人で暮らしていたけど彼だけ彼女がいなかった」【東京・あきる野】
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(Instagramより)
「球場では見かけなかった…」山本由伸と“熱愛説”のモデル・Niki、バースデーの席にうつりこんだ“別のスポーツ”の存在【インスタでは圧巻の美脚を披露】
NEWSポストセブン
モンゴル訪問時の写真をご覧になる天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供 ) 
【祝・62才】皇后・雅子さま、幸せあふれる誕生日 ご家族と愛犬が揃った記念写真ほか、気品に満ちたお姿で振り返るバースデー 
女性セブン
村上迦楼羅容疑者(27)のルーツは地元の不良グループだった(読者提供/本人SNS)
《型落ちレクサスと中古ブランドを自慢》トクリュウ指示役・村上迦楼羅(かるら)容疑者の悪事のルーツは「改造バイクに万引き、未成年飲酒…十数人の不良グループ」
NEWSポストセブン