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パラダイス山元 「本当は教えたくない餃子の名店」3選

「餃子の王様」の異名を持つパラダイス山元氏

「嫌い」という人にはなかなか出会わないのが餃子だ。ラーメンのサイドメニューに良し、ご飯と食べても良し、ビールのつまみに良しの餃子は今や国民食。全国の餃子を食べ尽くした“餃子の王様”ことパラダイス山元に、「本当は教えたくない名店」を3店、教えてもらった。

【1】『中華料理 香州』(北海道札幌市)

 昭和 34年創業の札幌の老舗。この店の餃子は洋辛子で食べるのが美味い! 厚めでもっちりしているのにクリスピーな皮は焼き手の研鑽の賜物。細かく刻んだ野菜、豚肉がとろけるように口内に広がる。

住所/北海道札幌市中央区南三条西4丁目

【2】『ホワイト餃子 野田本店』(千葉県野田市)
 どこからかじっても餡が均等に口に入るよう工夫された独特な形。ひたひたの油で揚げるように焼くので外カリッ中フワッの極致。白菜、ニラ、キャベツ、季節ごとに最高の産地から取り寄せる具材が美味しさを引き立てる。

住所/千葉県野田市中野台381-1

【3】『按田餃子』(東京都渋谷区)

 ニンニク、ニラを使わないのでデートや仕事中でも安心の水餃子。皮には遠赤外線焙煎の殻付き全粉粒ハト麦が練り込まれ、鉄分豊富。皮のむっちりと野菜のシャキッがベストマッチだ。卓に並んだ数種のオリジナルのつけダレを使えば一品で何度も美味しい。

住所/東京都渋谷区西原3-21-2 1F

【プロフィール】パラダイス山元/マンボミュージシャンとしての活動のかたわら、大好きな餃子の研究を食べ続けて三十有余年。スーパーの新商品から全国の有名無名店、さらには中国、ロシアまであらゆる餃子をその舌で味わいつくし、会員制餃子店「蔓餃苑」をオープン。オーナーシェフとして腕をふるう。人は彼を“餃子の王様”と呼ぶ。

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2016年11月4日号

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