看護師さんに起された。40分程熟睡していたようだ。最後に医師の検診を受けることになった。これはいつも通りだった。聴診器を当てられたり、目の奥見られたり、そんなヤツ。そういえば血圧は胃カメラの前に測ってた。3~4分で終了した。ほぼ医師との会話もなく、
「以上で終了です」
と告げられ、待合室に戻された。みなさん、ここでまたも思うでしょう。どこに行ったんだ前立腺がん検査は? と。しかし、一番不安なのは、当のワタシである!! しかし会計で渡された検査項目にはしっかりと前立腺がんの検査料の2720円も入っていた!
そうなのだ。前立腺がんのPSA検査は採血だけで済むので、もともと採血の必要な一般健康診断と一緒に受ける場合、ただすることは、
「前立腺がんも検査してください!」
と、一言申し添えるだけなのだ。もちろん2720円という料金は必要だけど。いや、川崎市はいわゆる市民のがん検診に前立腺がん検診がふくまれてないので2720円だけど、ちょっと調べたら隣の横浜市は50才以上の男性なら年に1回は1000円で受けられるそうだ。そういう自治体も今増えてきてるらしいぞ!
検便の面倒臭さも胃カメラのヨダレベチョベチョもなく、自治体によっては費用も安価!! 男なら受けとけ!! ということで検診の結果は3週間後に判明すると告げられ、オレは左肩に尋常でない湿りけと、ほのかな唾独特の香りを感じながら帰宅したのであった。
(第3回へつづく)