「愛子さまの欠席の理由は、お母さまの雅子さまと同じなんです。つまり、皇族としての世間からの注目度の高さに、ショックを受けてしまわれたのです」
今夏、愛子さまは皇太子ご夫妻の公務に同行され、式典に参列されるなど、それまでに増して人々の眼前にお出ましになる機会が多かった。凜とされたそのお姿に「皇族としてのご自覚の強さ」を感じたという報道も少なくなかった。
「天皇陛下の生前退位報道、それに続くお気持ち表明を受けて、愛子さまは新たに、“14才の内親王”が皇室のためにできることを精一杯お務めになりました。もちろん、以前からご自分が皇族、さらには皇太子の娘であることは自覚されていますし、多くの人の視線を一身に浴びることになることはおわかりになられていたと思います。
しかし、実際に多くのお出ましを経験される中で、そのプレッシャーは予想以上に重かったのではないでしょうか。砕けた言い方をしてしまえば、周囲の目がある時はあくびもできなければ顔がかゆいからとポリポリかけない。一瞬たりとも気を抜けず、笑顔を崩すこともできないのです」(前出・宮内庁関係者)
民間から皇室に嫁がれた雅子さまにも、プリンセスフィーバーの怒濤の波が押し寄せた。皇太子妃になることの現実は、予想だにしないほどハードルの高いものだった。それと同様のことが、愛子さまを襲ったのだ。
「中学生が“お疲れ”を理由に長く休むのはおかしい、という意見もあったと聞きます。ですが日本全国を見て、愛子さまのお立場にある中学生は、愛子さまご本人しかいらっしゃいません。“お疲れ”も、他の中学生が経験するものとは別次元だと理解すべきでしょう」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまが一日も早く笑顔を取り戻されることを願ってやまない。
撮影■雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年11月17日号