「愛子さまの欠席の理由は、お母さまの雅子さまと同じなんです。つまり、皇族としての世間からの注目度の高さに、ショックを受けてしまわれたのです」

 今夏、愛子さまは皇太子ご夫妻の公務に同行され、式典に参列されるなど、それまでに増して人々の眼前にお出ましになる機会が多かった。凜とされたそのお姿に「皇族としてのご自覚の強さ」を感じたという報道も少なくなかった。

「天皇陛下の生前退位報道、それに続くお気持ち表明を受けて、愛子さまは新たに、“14才の内親王”が皇室のためにできることを精一杯お務めになりました。もちろん、以前からご自分が皇族、さらには皇太子の娘であることは自覚されていますし、多くの人の視線を一身に浴びることになることはおわかりになられていたと思います。

 しかし、実際に多くのお出ましを経験される中で、そのプレッシャーは予想以上に重かったのではないでしょうか。砕けた言い方をしてしまえば、周囲の目がある時はあくびもできなければ顔がかゆいからとポリポリかけない。一瞬たりとも気を抜けず、笑顔を崩すこともできないのです」(前出・宮内庁関係者)

 民間から皇室に嫁がれた雅子さまにも、プリンセスフィーバーの怒濤の波が押し寄せた。皇太子妃になることの現実は、予想だにしないほどハードルの高いものだった。それと同様のことが、愛子さまを襲ったのだ。

「中学生が“お疲れ”を理由に長く休むのはおかしい、という意見もあったと聞きます。ですが日本全国を見て、愛子さまのお立場にある中学生は、愛子さまご本人しかいらっしゃいません。“お疲れ”も、他の中学生が経験するものとは別次元だと理解すべきでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 愛子さまが一日も早く笑顔を取り戻されることを願ってやまない。

撮影■雑誌協会代表取材

※女性セブン2016年11月17日号

関連記事

トピックス

2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
中国で延々と続く“高市降ろし”の反日攻勢にどう対抗するか? 「解決策のカギの1つは公明党が握っている」、大前研一氏の分析と提言
中国で延々と続く“高市降ろし”の反日攻勢にどう対抗するか? 「解決策のカギの1つは公明党が握っている」、大前研一氏の分析と提言
マネーポストWEB