それについて高木さんは「世代交代は仕方ない。変わったら受け入れるしかありません。視聴者の中には『声が代わって違和感がある』という方もいますが、それは見たり見なかったりを繰り返しているからだと思います。毎週見続けていれば新しいイメージが早く上書きされますが、見続けないと古いイメージが上書きされず、違和感が残ったままなのです」と語る。
また視聴率の低迷に関しては、「誰でもスマホでテレビが見られる時代に、一家にテレビが一台しかないなど、生活様式が変わらないことに加え、家族構成が、核家族が主流となった今の日本では珍しい形になっていることも影響があるのでは」と推測する。
ちなみに今のところ放送開始から声が代わっていないのはサザエさんとタラちゃんだけだが、サザエ役の加藤みどりはこの11月15日で77歳になった(タラちゃん役の貴家 堂子は現在75歳)。
「演じている人が変わっても、じゃんけんをいつまでも続けてほしいと思っています。もし終わってしまうと、唯一の趣味が強制的に継続不可能になってしまいますから」
日曜夕方の勝負師はこれからも戦い続ける。(芸能ライター・飯山みつる)