生憎の雨のため、午後に校庭で予定されていたフォークダンスは急きょ中止になり、午後2時半頃から児童や保護者たちが帰り始めた。

 だが、愛子さまがお友達と連れだって校門から出てこられた時には、すでに夕方4時を回っていた。

「卒業生が初等科の文化祭に来る理由は、展示を回ったりするのはもちろんのこと、お世話になった先生方と久しぶりに顔を合わせるためなんです。実際、愛子さまは図工クラブの作品が展示されている教室で、初等科時代に担任だった先生と談笑されていました。

 でも、文化祭が行われている最中は先生方も忙しいから、ゆっくり近況報告もできない。そのため、閉会後に保健室なんかで“おしゃべりタイム”が始まって、帰りが遅くなるんですよ。愛子さまも名残を惜しむようにその時間を楽しまれたのかもしれませんね」(前出・学習院関係者)

 閉会から1時間半が過ぎてようやく校門を出られた愛子さま。お友達に別れを告げられた笑顔には、久しぶりに懐かしの場所を訪れた充実感が滲んでいた。一方で、紺色の傘を差して徒歩で帰路につかれた愛子さまの周囲を、警護の人間ががっちりと固めていた。前出の学習院関係者はこう明かす。

「文化祭の最中も、愛子さまの背後にぴたりとくっついていたのが気になりました。昨年お見かけしたときには、もう少し距離をあけていたように記憶しているんですが…。どうやら、愛子さまに視線が集まることにかなりナーバスになっているようなんです」

 宮内庁関係者が続ける。

「愛子さまはカメラを向けられること、特にフラッシュ撮影に対して恐怖心をおぼえていらっしゃるようなんです。

 愛子さまがまだ幼い頃、皇太子ご夫妻とお忍びで美術館に足を運ばれたことがありました。一般客のことも考慮して閉館後に行かれたため、お帰りの時にはあたりは暗くなり始めていた。建物の外に出たときに、いきなりフラッシュをたいて至近距離から光が直撃するようにバシバシっと撮られた。愛子さまは幼心にショックを受けられました。最近は特にそのトラウマが強く甦っているようです」

 愛子さまにとっての、“いつもの光景”に戻るには、まだ少し時間がかかるのかもしれない。

撮影■雑誌協会代表取材

※女性セブン2016年12月15日号

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