国内

NHK大河ドラマに激震 「おんな城主直虎」は男だった!?

大河『おんな城主 直虎』は柴咲コウが主演

 関ヶ原の戦いを1分で片付けた「超高速関ヶ原」など、脚本家・三谷幸喜氏による驚きの演出で「大河ドラマの歴史を変えた」と評された『真田丸』がいよいよ最終回を迎える。そんな話題作の後を継ぐ2017年のNHK大河『おんな城主 直虎』のスタッフのプレッシャーは大きいだろうが、前評判は上々だ。

「戦国時代のドラマには珍しい女性武将・井伊直虎をクールな柴咲コウさんが演じるというのは興味深い。舞台設定が異色だけに、『真田丸』以上に斬新な展開を期待します」(テレビ誌記者)

 ところが、放送まで1か月を切ったこのタイミングでドラマの根幹を揺るがしかねない歴史資料の存在が取り沙汰されている。何と実在の直虎は「おんな城主」ではなく、「男」だったというのである。

「ドラマと史実が違うのは別に悪いことではないと思っているんです。だから、大河ドラマが間違っているなんて、野暮なことを言うつもりもありません。でも、ドラマはドラマ、史実は史実として分けて考える必要がある。だから僕は史料の存在を明らかにするのです」

 そう語るのは、井伊家ゆかりの美術品などを保存・展示する井伊美術館(京都)の井伊達夫・館長だ。井伊家末裔でもある達夫氏は、井伊家が当主を務めた彦根藩の記録を調査し、「直虎は、女ではなく男だった」との結論に至ったという。

 大河ドラマの主人公ながら、井伊直虎に関する史料は極めて少ない。そこでNHK公式サイトにある大河ドラマの「あらすじ」をもとに、これまで伝えられてきた直虎の人物像を紐解いてみると──。

関連記事

トピックス

スーパー「ライフ」製品が回収の騒動に発展(左は「ライフ」ホームページより、みぎはSNSより)
《全店舗で販売中止》「カビだらけで絶句…」スーパー「ライフ」自社ブランドのレトルトご飯「開封動画」が物議、本社が回答「念のため当該商品の販売を中止し、撤去いたしました」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
神谷宗幣氏(写真中央)が率いる参政党は参院選で大躍進した。東京選挙区でも塩入清香氏(右)が当選(2025年8月写真撮影:小川裕夫)
《午前8時の”異変”》躍進した「参政党」、選挙中に激しい応酬のあった支持者と反対派はどこへ?参院選後の初登院の様子をレポート
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン
ブラジルの元バスケットボール選手が殺人未遂の疑いで逮捕された(SNSより、左は削除済み)
《35秒で61回殴打》ブラジル・元プロバスケ選手がエレベーターで恋人女性を絶え間なく殴り続け、顔面変形の大ケガを負わせる【防犯カメラが捉えた一部始終】
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
《麗しのロイヤルブルー》雅子さま、ファッションで示した現地への“敬意” 専門家が絶賛「ロイヤルファミリーとしての矜持を感じた」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン