「役作りのためのトレーニングや撮影、プロモーションまで含めると2年の歳月がかかったけれど、その間も一切、口外してはいけなかったんだ。他の作品の場合、その日の撮影が終わると、気のおけない友人たちとビールでも飲みながら“今日はアクションをして…”とか話して、気持ちを切り替えるんだけど、今回はそれができなかったからつらかった。だからその分、同じ秘密を共有していた、SWのクルーとは家族のように濃密な関係が築けたんです」
まるでスパイのような極秘ミッションだっただけに、完成した作品を見た時には、思わず泣いてしまったという。
「とてつもないプレッシャーだったんだと思う。自分では認めたくなかったけれど、ようやく重い荷物がなくなった感覚かな。多くの期待を背負っていた分、作品は本当に誇りを持てるものになっていて、素晴らしかった」
現場にルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが来た時には感動したそう。
「マークから“あなたの人生が変わる準備はできていますか?”と言われたけど、ぼくは彼と握手しているこの瞬間に、もう変わっていると言いたかったよ(笑い)」
この日の取材は撮影込みで15分。最後に日本の印象と買いたいモノを聞くと、
「日本には8年前にも来たけれど、街が美しいよね。特に京都は素晴らしかった。できれば街歩きをしていろんな人と交流したい。買いたいモノ? ぼくは料理が得意だから、時間があれば日本の包丁を買いに行きたいんだけど…」
イクメンで料理上手なんて完璧! 再婚はまだのようなので、みなさん、狙い目ですよ。
撮影■森浩司
※女性セブン2017年1月1日号