国際情報

プーチン大統領 本音は遅刻時間と足元に出る?

 経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、日露首脳会談で来日したプーチン大統領に注目。

 * * *
 アメリカの経済紙『フォーブス』が発表した「世界で最も影響力のある人物」ランキングで、4年連続1位に輝いたロシアのプーチン大統領が来日した。選ばれた理由が「国内だけでなく、シリアやアメリカ大統領選に対し、影響力を持ち、欲しいものをなんでも手にできる」というのだが、果たして今回、プーチン大統領は欲しいものを手にしたのだろうか?

 ロシア国民の支持率は80%以上と絶大な人気を得ているプーチン大統領は、世界最強・最恐の大統領としてカレンダーの売り上げも上々。なぜか日本でも、厚い胸板とキリッとした姿がタフ&ワイルドでかっこいいと予想外の売り上げだという。

 カレンダーでは、いつもの鋭い視線だけでなく、犬や猫と戯れ微笑む顔が見られる。しかし犬好きの反面、愛犬を外交交渉の小道具に使ったのでは?ともいわれる。さかのぼること2007年、ドイツのメルケル首相との会談の時のことだ。

 犬が苦手なメルケル首相の前に、大統領は黒いラブラドール犬を連れて登場。会談の最中、メルケル首相は近寄る犬を避けようと、終始、膝をぴたりとつけて足首を固く組んで椅子の下に引き込むと、不安気で落ち着かない表情を見せていた。それを見ていたプーチン大統領の顔には、なんともいえない不敵な笑いが浮かんでいた。

 メルケル首相が犬が苦手とは知らず、怖がらせる意図はなかったと後に否定しているが、プーチン大統領の経歴を考えればそんなことがあるはずもない。KGBで様々な諜報活動を行ってきたという経歴は、よく知られたところだ。

 相手よりいかに心理的優位に立って交渉を有利に進めるか、大統領はその道のプロだ。遅刻魔としても知られているが、これは相手を待たせて心理的圧力を感じさせ、自らが格上だと印象づけるための手段という見方が強い。

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト