ビジネス

インバウンド注目銘柄、ポイントは「モノ消費→コト消費」

爆買い終了でインバウンド需要に変化も

「トランプ相場」に沸いている株式市場。日経平均株価は年初来最高値を超え続けた。では、具体的に今、この年末年始に仕込むべき銘柄は何か? 「相場の福の神」と呼ばれ、個人投資家からも人気のSBI証券投資調査部シニアマーケットアナリスト・藤本誠之氏はこんな銘柄に注目する。

「円安が進んだおかげで、2017年の正月以降は海外からの訪日外国人によるインバウンド需要が盛り返しそうです。ただ、これまでと違うのは爆買いのような“モノ消費”から、今後は体験する“コト消費”に移ると見ています。

 日本のアニメコンテンツを“体験する”といった意味でタカラトミーはオススメです。『イナズマイレブン』や『妖怪ウォッチ』を生み出したゲーム制作会社レベルファイブとの共同制作で、2017年の7月頃から本格始動する『スナックワールド』は、ゲームと玩具が連動するシステムを導入している。玩具をゲームに登録することで、ゲーム中で使えるのも魅力です」

 一年間の証券取引の初日となる大発会(2017年は1月4日)は「ご祝儀相場」といわれ、上がる傾向にある。年初に大きな上昇が期待できる銘柄を、カブ知恵代表の藤井英敏氏が挙げる。

「2016年に新規上場し、直近で上場来高値を更新するなど人気を集め、かつ今後も有望なビジネスモデルを持つ銘柄が狙い目でしょう。

 10月17日に上場したファンド運営会社のマーキュリアインベストメント、12月15日に上場したばかりの弁護士、公認会計士などの専門性の高い人材を紹介するMS-Japanなどに注目します。

 とくに前者は、2017年以降は先進国の不動産や航空機リースを対象としたファンドを立ち上げる計画で、市場から注目を集めています。12月末に株式分割する予定で、流動性の向上でさらなる株価上昇が期待できます」

※週刊ポスト2017年1月1・6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン