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2016.12.31 07:00  週刊ポスト

なぜ日本のスーパーゼネコンは同族経営ばかりなのか

 だが、役員名簿を見ると、依然として創業家の力が強い。現在の役員には、6代目社長の渥美健夫氏(4代目社長、鹿島守之助氏の娘婿)の子息、渥美直紀氏が代表取締役にいて、7代目社長の石川六郎氏(同じく守之助氏の娘婿)の子息、石川洋氏が取締役を務める。

「鹿島建設には上場会社としての体裁を整えるには、鹿島家だけでは差し障りがあるという考え方がある。だから、前社長の時代に10人中5人の取締役を鹿島家関係者で占めていた状態から1人減らし、取締役の定員も10人から11人に増やして相対的に鹿島家の影響力を下げた。それでも創業家の力はいまなお強く、次期社長人事で創業家への“大政奉還”があるのではないかと注目されています」(前出・千葉氏)

 清水建設は創業者の清水喜助氏から6代目まで(1966年まで)清水家が社長を務めてきたが、その後は、清水姓の社長は出ていない。それでも現役員では6代目当主の清水満昭氏が取締役を務め、7代目当主の清水基昭氏も在籍している。株式比率でも創業家が14.67%を有する筆頭株主である。

※週刊ポスト2017年1月1・6日号

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