ライフ

熟女 当事者が渋々自覚するのは早くて40代後半か

妙齢の女性とは(写真:アフロ)

「高齢者の定義を65歳から75歳以上に引き上げてはどうか」──2つの学会に提言が年明けから大きなニュースになっている。呼び名を考えるのはお年寄りだけでいいのだろうか。大人力コラムニスト・石原壮一郎氏が女性の呼び名について考える。

 * * *
「高齢者の定義を今の65歳以上から、75歳以上にしよう」──。年明け早々の5日、日本老年学会と日本老年医学会が、そんな提言を発表しました。60代後半から70代の生物学的に見た年齢や知的機能が、10~20年前に比べて大幅に若返っているのが根拠だとか。その上で、65歳~74歳は「高齢者の準備期間」に当たる「准高齢者」と位置づけました。

 現在でも医療制度の分野では、65~74歳を「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と分類しています。どう呼ばれようが加齢の宿命からは逃れられませんが、もしかしたら当事者にとっては、「前期高齢者」より「准高齢者」のほうが嬉しいのでしょうか。そんな老人心裡につけ込んで、年金の支給開始年齢を遅らせたりいつまでも働かせようとしたりする思惑があるのでは……といった批判も巻き起こっています。

 呼ばれ方に敏感なのは「高齢者」だけではありません。2017年を大人として楽しく力強く平和に生きていくために、年齢が気になるお年頃の女性に対する呼び方について、あらためて考えてみましょう。呼び方ひとつで、白い目を向けられることもあれば、たちまち熱いまなざしを向けられることもありそうです。

 教養があると自負している人が陥りやすいのが、「姥桜」の落とし穴。花の盛りに葉がない桜と歯のない姥をかけたもので、もともとはお歳を召していてもなお艶めかしさたっぷりの女性を指す「ホメ言葉」でした。しかし、最近では「姥」の意味合いが強くなり、いい歳して派手に若作りをしている女性のことを指す「悪口」になっています。本来はホメ言葉だという知識を振りかざしたくて、「あの人は、まさに姥桜だね」とか「○○さんの姥桜の魅力にノックアウトされました」なんて言ったら、とんでもない事態になるでしょう。

トピックス

「みどりの『わ』交流のつどい」に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(2025年12月15日、撮影/JMPA)
佳子さま、“ヘビロテ”する6万9300円ワンピース 白いジャケットからリボンをのぞかせたフェミニンな装い
NEWSポストセブン
オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン
ネットテレビ局「ABEMA」のアナウンサー・瀧山あかね(Instagramより)
〈よく見るとなにか見える…〉〈最高の丸み〉ABEMAアナ・瀧山あかねの”ぴったりニット”に絶賛の声 本人が明かす美ボディ秘訣は「2025年トレンド料理」
NEWSポストセブン
千葉大学看護学部創立50周年の式典に出席された愛子さま(2025年12月14日、撮影/JMPA)
《雅子さまの定番カラーをチョイス》愛子さま、“主役”に寄り添うネイビーとホワイトのバイカラーコーデで式典に出席 ブレードの装飾で立体感も
NEWSポストセブン
12月9日に62歳のお誕生日を迎えられた雅子さま(時事通信フォト)
《メタリックに輝く雅子さま》62歳のお誕生日で見せたペールブルーの「圧巻の装い」、シルバーの輝きが示した“調和”への希い
NEWSポストセブン
日本にも「ディープステート」が存在すると指摘する佐藤優氏
佐藤優氏が明かす日本における「ディープステート」の存在 政治家でも官僚でもなく政府の意思決定に関わる人たち、自らもその一員として「北方領土二島返還案」に関与と告白
週刊ポスト
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
会社の事務所内で女性を刺したとして中国籍のリュウ・カ容疑者が逮捕された(右・千葉県警察HPより)
《いすみ市・同僚女性を社内で刺殺》中国籍のリュウ・カ容疑者が起こしていた“近隣刃物トラブル”「ナイフを手に私を見下ろして…」「窓のアルミシート、不気味だよね」
NEWSポストセブン
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン