こんな昇太の悩みを本人に伝えるべく、高座を終えたばかりの三平を直撃すると、開口一番、
「あ、ポストさん! うちの妻が最後にグラビアをやったのがポストさんなんですよ。ご存じですか?」
と早速の嫁自慢。昇太が三平のキャラを心配していることを告げても、
「みんな、僕の愛妻家キャラが面白くないっていうけど、視聴者のみなさんにこの“幸せ”を伝えてるんですからいいんです。そういう風に考えてほしいな~」
と意に介していない様子。さすが坊ちゃん育ちである。ここは兄弟子の林家たい平(52)にガツンといってもらわねば。そこでたい平に直撃すると、
「そういう取材は日テレを通してもらわないと……」
と三平を上回るお寒い回答。噺家なのにシャレが通じないなんて……。諦め切れない本誌は、後日改めて直撃すると、本誌の執念に渋々取材に応じてくれた。
「三平クンは『笑点』に参加してまだ半年。僕も慣れるまでは大変でしたから、彼もこれからなんじゃないですか。今年の抱負ですか? もっともっと生の落語を伝えたい。一席でも多く高座に上がって顔を売り、笑点では好楽師匠、木久扇師匠らをサポートしていくのが仕事です」
いやいや、こっちが期待してたのはそんな真面目な答えじゃなくて……。お~い、林家一門。先代・林家三平の「爆笑王のDNA」はいったいどこへ行ってしまったのか……。も~う、座布団全部持ってって!
※週刊ポスト2017年1月27日号