《申し訳ないことをしました。ご迷惑をかけました。でも妻子ある人と承知していても魅かれていく気持ちや、相手の家族に対する罪悪感は、きっと仁科さんなら理解していただけると思います》
仁科と松方さんの交際も、“不倫”からスタートしたことを暗示しながら、仁科の理解を求めた。
「山本さんの芯の強さと松方さんに対する並々ならぬ思いが伝わるメッセージだったと思います。それでも山本さんは、仁科さんとその子供たちへの配慮から、離婚が成立した後も入籍せず、事実婚を続けてきました」(山本の知人)
その後、ふたりは都内で同棲生活を送り、レストランでふたりきりで仲よく食事する姿もたびたび目撃されていた。
「その姿は長年連れ添った夫婦の姿そのものでした。山本さんは松方さんの個人事務所に役員として名を連ね、公私両面でよきパートナーになっていました」(芸能関係者)
松方さんは2011年の映画イベントで、こんな発言をしたことがある。
「なかなか正式に籍を入れてもらえないんだよ。籍を入れないのは介護要員になるのが嫌みたい」
闘病中、松方さんの病状が外に伝わることはほとんどなかった。友人たちは見舞いに行きたくても行けない状況で、親交のある里見浩太朗(80才)は「毎日電話しても出ないんですよね。ちょっと心配」と打ち明けていた。
「山本さんは自身の両親からも“愛人に育てた覚えはない”と勘当同然ながら、25年間、松方さんを支え続けました。友人たちを病室に招かなかったのは、“最期は私が彼の隣にいる”という強い思いがあったんでしょうか」(前出・松方さんの知人)
※女性セブン2017年2月9日号