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高須院長 アパ拒否問題は「中国政府の都合の悪い真実」

高須:マスコミではいくらかの批判もあるみたいだね。選挙運動のときと変わっていないとか、具体的な政策が見えてこないとか。でも、僕個人としては、素晴らしい演説だったと思う。支持率を気にするなら、もっときれいごとを並べたような演説もできたはずだけど、トランプはそれをしなかった。選挙戦から現在にいたるまで、変わらない自分の主張をしっかりと正直に表明したんだよ。本当に立派な演説だと思ったね。

──しかし、就任直後の支持率は45%程度と、歴代最低の水準です。就任式の日には、反トランプデモも行われ、一部は暴徒化していました。

高須:反トランプデモは少々いただけないと思うな。だって、選挙でトランプが勝ったのは事実なんだから。それをあとからジタバタするのは見苦しい。勝者を讃えて協力するのが、アメリカの民主主義ってものだと思う。

 まあでも、そういう見苦しいデモになってしまうくらいに、今の世の中がギリギリな状況だっていうことなのかもしれないね。だからこそ、この状況を救うためにトランプみたいな指導者が必要なんじゃないかな。世界的にもナショナリズム的潮流が盛んになってきているのは、グローバリズムやリベラルな思想が限界にきているからという側面もあると思う。

 それは日本も同じだよ。トランプは日本がアメリカに従属している今の関係を見直そうとしている。それはつまり、日本とアメリカが対等になるってこと。アメリカと五分五分で向かい合えるくらいの強い日本が実現すると考えると、ワクワクするよね。

 * * *
 アパホテルに実際に宿泊し話題の本を読んだ高須院長だが、ツイッターでは西原理恵子さんの新著『ダーリンは71歳』(小学館)を猛アピール中。高須院長の恥ずかしいエピソードも満載で、笑えて泣けると評判です!

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)など。最新刊は『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)。

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