国際情報

高須院長 アパ拒否問題は「中国政府の都合の悪い真実」

実際にアパホテルに宿泊し問題の本を読んだ高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回はアパホテルの常備書籍の話題と、就任したばかりのトランプ大統領について語っていただきました。

 * * *
──アパホテルの客室に常備しているアパグループ代表の元谷外志雄氏の「藤誠志」名義による著書『理論近現代史II 本当の日本の歴史』に南京事件を否定する内容があったとして、中国政府が中国内の旅行代理店にアパホテルを使用しないように要求しました。高須院長は、この本を読まれたんですよね?

高須:そうそう。だって、その本を読まないで、いろいろ言うのもおかしいでしょ。擁護するにしても批判するにしても、まずはちゃんと読まないと。だから、西原(理恵子)といっしょにアパホテルに泊まって、読んだんだよ。まあ、部屋のなかで僕がずっと読書をしているから、西原はちょっと不機嫌気味だったけどね(笑い)。

 で、その本の内容なんだけど、たしかにツッコミどころも多かった。でも、まったく問題ないと思う。少なくとも嘘や捏造が並べられているような本ではないし、僕の印象では正しいことが書いてあったと思うね。そもそも日本では言論の自由が認められているんだよ。少なくとも本を書いて主張することを咎めるなんて誰にもできない。だから、中国政府が完全に間違っている。それはもう、内容どうこうの話でもないんだよ。

──たしかに「中国政府が介入してくるようなものなのか?」という疑問も多いですよね。

高須:あくまでもアパホテルは民間の企業だし、その会長が本を出版することは何の問題もないし、それを自分のホテルの客室に置くことだって問題ない。そこに他国の政府が文句を言ってくるっていうのは、明らかにおかしい。中国政府としては、どうしても、この本を読まれたくない理由があるんじゃないのかな? 中国の国民に知られたくない都合の悪い真実でも隠されているんじゃないの? そう思っちゃうよ。

 仮にね、この本で主張しているように南京事件がないとする。その場合、中国のエライ人たちは、南京事件があったものだと信じ込んでいる中国の国民にこの本を読ませたくないと思うのが普通だろうね。だって、今まで政府が嘘をついていたってことがバレちゃうんだから。つまり、中国政府がわざわざ日本の民間企業を潰しにかかっているのは、嘘をついているということを知られたくないから。そう考えることもできるよ。

 中国としては「アパホテルが嘘を広めている!」って言いたいんだろうけど、実際には嘘のプロパガンダをしているのは中国の方なんだと思う。日本の企業に対する圧力であると同時に、中国の国民の知る権利を奪う行為でもあるしね。

 でも、今回の件があったことで、僕みたいにアパホテルに泊まってみたっていう人も多少はいたと思うんだよ。だから、逆に宣伝になっちゃったね。日本では残念ながら中国内みたいに、露骨な言論弾圧はできないから。中国政府はむしろヘタを打ったと思う。結果的に「南京事件はない」という主張が広まったんじゃないかな。

──さて、話は変わりますが、アメリカのドナルド・トランプ大統領の就任式が行われました。演説では「米国第一主義」を今一度強調していましたね。

トピックス

出廷した水原一平被告(共同通信フォト)
《水原一平を待ち続ける》最愛の妻・Aさんが“引っ越し”、夫婦で住んでいた「プール付きマンション」を解約…「一平さんしか家族がいない」明かされていた一途な思い
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッター役を演じる稲垣吾郎
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演、稲垣吾郎インタビュー「これまでの舞台とは景色が違いました」 
女性セブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反容疑で家宅捜査を受けた米倉涼子
「8月が終わる…」米倉涼子が家宅捜索後に公式SNSで限定公開していたファンへの“ラストメッセージ”《FC会員が証言》
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン