見た目の印象は大事だが、中には見かけ倒しという人も。埼玉県在住のIT関連会社勤務の夫を持つ女性Fさん(44才)の夫(43才)は、背の高さを見込まれたというが…。Fさんが告白する。
* * *
身長185cmの夫は、運動オンチ。「中学んときから、みんなスポーツやれってそればっか。足が遅くて、球技もダメなんだと言っても、そんなはずはないって」と、飲むとグチるの。
その夫が先日、珍しく意気揚々と帰ってきた。サッカーチームの監督から「試合のときだけ、ベンチコートを着てベンチに座ってくれないか」と頼まれたんだって。
監督は身長が160cmあるかないか。「監督がチビだと相手チームになめられるんだよ。ここのところ試合に負け続けているから、頼む」と頭下げられたって。
要は監督のふり。 そうしたら、「勝っちゃった。また来週も頼まれた」と。それ1回だけにしておけばよかったのよね。
翌週も試合には勝ったらしいんだけど、夫は試合終了の笛が鳴ったら興奮して、ベンチから飛び出したんだって。そして、足がもつれて顔面着地。立ち上がれず一時は救急車を呼ぼうかという騒ぎ。
幸い、足のねん挫と顔をすりむいただけですんだけど、本物の監督から「私が悪かったんです」と謝られ、いきさつを聞けば聞くほど夫がでくのぼうに見えてねぇ。
※女性セブン2017年2月16日号