「“仕事が忙しくてあまり寝てない”と話す人がいますが、睡眠不足は脳血管疾患の危険因子。そういうかたは体を動かす時間もなく、ストレスもためがちですので、発症リスクが非常に高い」
また大橋は、寒い冬に倒れているが、気温も無関係ではない。
「よくヒートショックという言葉を耳にするようになりましたが、温度の急激な変化があると血管が収縮し、脳卒中を誘発するきっかけとなります。脳梗塞は冬がやや多い程度で年間を通して平均的に起こりますが、くも膜下出血は秋~冬が多く、脳出血は冬が多くなります。肥満が高血圧の要因になる一方で、やせ型の人は、外気の影響を受けやすいため、血管が萎縮しやすいので要注意です」
症状の軽重はあるものの、約6割の人に後遺症が残るといわれる脳卒中。2011年にくも膜下出血で倒れたglobeのKEIKO(44才)はいまだ仕事復帰を果たせていない。
肝心なのは体の異変に気づくこと。顔や腕、話し方に変異が見られたら、すぐに病院へ。発見が早ければ早いほど、元の生活へ復帰できる可能性が高まります!
※女性セブン2017年2月16日号