清水と同じ事務所に所属するタレントのユージ(29才)は、2月13日に出演した『ゴゴスマ ~GO GO!Smile!~』(TBS系)で、少ないギャラで働いていたことについて「(駆け出しの頃は)安いのは認めます」とした一方で、「最後にもらっていた金額もどうせなら発表してほしかった。具体的には知らないですけど22才の彼女がもらっていた金額を聞いたら、果たしてかわいそうだったと言えるかどうか」と疑問を呈した。
清水側は「現在の収入は月額で20万円ほど」と主張した。だが、内情を知る芸能関係者が声低く明かす。
「ひっきりなしに映画・ドラマのオファーが入り、しかも年間契約のCMも2本持っている。そんなタレントに月20万円しか払わないわけがないでしょう。どう見積もっても、清水さんは年収にして約1000万円以上もらっていたことは間違いないでしょう。加えて、事務所が用意した都内のマンションで暮らし、仕事への送迎には車が用意されている。つまり、一般の人なら必ずかかる家賃や交通費のほか、食費もほとんどかかっていないんです」
また、教団の会見では「最近は、人肉を食べる人種の役柄など良心や思想信条にかなわない仕事が増え、断ると所属事務所から干されてしまう恐怖心との葛藤のなかに置かれていました」とも明かされた。
「“人肉を食べる役柄”とは『東京喰種 トーキョーグール』のヒロイン役のことでしょう。殺人を犯し、人肉を貪る役です。ただ、この役のオファーがきたときに、清水さんは喜びを隠せない様子だったと聞いています。役作りのために、伸ばしていた髪も12年ぶりにばっさりショートにした。少なくとも、出演決定の段階で作品への抵抗を示すことはなかったんです」(前出・関係者)
それでは、なぜ清水側は頑なに“奴隷契約”を強調するのか。宗教学者の島田裕巳氏が解説する。
「教団側の意図が見え隠れします。そもそも、既存の社会システムに深く組み込まれているキリスト教や仏教などと違い、新宗教には社会からこぼれ落ちたり閉塞感を覚えている人がすがる場合が多い。そういった人に、救いと安息を与える。逆にいえば、新宗教はそういった人をターゲットに布教活動をしたいんです。“清水さんのように抑圧された人が、『幸福の科学』に救いを求めた。なら、私も”と連鎖していくためには、どうしても清水さんが“悲劇的な状況”にある必要があったんです」
本誌・女性セブンが幸福の科学グループ広報局に、「清水の収入を実際よりも安く主張していないか」「清水は当初、映画『東京喰種 トーキョーグール』への出演を快諾していたのではないか」と尋ねると、文書で以下のような回答があった。
「月収ではなく、『月給』について会見では述べました。(中略)別途、賞与があることについては把握しておりますが、合計の年収については存じておりません」
「その場の表面上の振る舞いとは異なり(中略)信条的に望まない仕事も気丈に受けざるをえず、実際には、内心では良心や思想信条にかなわない仕事をせざるを得ず、体調を崩してしまった」
※女性セブン2017年3月2日号