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読書家の芦田愛菜 小学校低学年で年300冊読んでいた

小学校低学年で年300冊の読書家

 人気子役の芦田愛菜(12才)が都内の名門私立女子中学を受験し、見事合格した。本格的な受験勉強を始めたのは昨年夏ごろ。1日12時間もの猛勉強をしたこともあったという。

 芸能界には、小さい頃から子供をスターにするのに熱中する、いわゆる“ステージママ”も少なからずいる。だが、芦田家はまったく「芸能界ファースト」ではなかった。

「愛菜ちゃんの母親は“芸能活動をずっと続けるのは簡単ではない。たまたま今は父親が東京に赴任しているから、芸能の活動をしているだけ”という考え方です。愛菜ちゃんが活躍するのは、純粋に本人がやりたいから、それだけなんです」(芦田家の知人)

 そんな両親が一人娘の教育方法として最も力を注いだのは「読書」だった。

「父親が読書家で、幼い頃から愛菜ちゃんに本を与えていました。彼女が何かに興味を持ったら、答えやヒントになるような本を選んで、“この本を読んでごらん”と手渡したそうです。たとえば、彼女は幼い頃から“細胞が気になる”と言っていたので、図鑑NEO『人間』が彼女の大のお気に入りだそうです。

 好奇心旺盛な愛菜ちゃんは、すぐに本の虫になりました。伝記、図鑑、ファンタジーと読む本のジャンルも幅広く、小学校低学年で年間300冊、多いときで月50冊も読んでいたんです。クイズやパズルを楽しそうに解いていたところも見たことがあります」(事情を知る関係者)

 彼女自身、ある雑誌のインタビューでこう語っている。

《小さい頃から両親がたくさん本を選んできてくれたので、読書はすごく身近な存在でした。歯みがきとか、お風呂とかと同じような感じ》

 小学校高学年になると、両親から「これを読みなさい」と与えられるだけでなく、自分で学校の図書館に行って本を借りるようになった。

 内容も高度になり、推理小説や歴史小説、具体的には夏目漱石の『我輩は猫である』やアガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』、赤川次郎の『セーラー服と機関銃』などを次々と読破。難しい言葉は母親に聞いたり自分で辞書を引いたりして、一心不乱にページをめくり続けたという。

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