国内

小金井女子大生刺傷事件 「加害者がニヤニヤ」戦慄の法廷

34か所を刺されながら奇跡的に一命をとりとめた冨田さん

「私や私の家族が、今までどんな気持ちで暮らしてきたのかわかりますか。犯人も犯人の両親も、何もかも全て許すことができません。今、私がこうしている間にも、犯人は心の中では笑っていて、反省はしていないと思います。犯人はまた絶対に同じことをする。犠牲になる人が絶対にいる」

 2月23日、東京地裁立川支部101号法廷に女性の震える声が響いた。冨田真由さん(21才)。芸能活動をしていた大学生で、昨年5月、東京・小金井市のライブハウスでファンの男性にメッタ刺しにされた被害者である。

 殺人未遂で起訴された岩埼友宏被告(28才・現「岩崎」)の公判が2月20日より同地裁で始まった。法廷では、一方的に冨田さんに好意を寄せ、ストーカー行為を繰り返し、プレゼントを送り返されたことに激昂して犯行に及ぶまでの戦慄の日常が明かされた。

 ライブ会場で執拗に交際を迫り、断るとSNS上に罵詈雑言を連発。事件の4か月前にも、ライブ後の冨田さんに付きまとっている。

 犯行当日、彼女を待ち伏せ、「死ね! 死ね! 死ね!」と言いながら折りたたみ式ナイフで全身を刺し続けた。

“事件”が起きたのは同23日、被害者意見陳述の場で、冨田さんが被告への憎しみを読み上げた時のことだった。この日、被告から見えないよう衝立の奥に座った冨田さんは、冒頭の言葉に続き、「こんな人を許すことができません」と改めて発言。次の瞬間、岩埼被告が叫んだ。

「じゃあ殺せよ!」

 ざわつく法廷。冨田さんが果敢に続ける。

「絶対に許してはいけない! 一方的に恋愛感情を抱き、思い通りにならなければ殺そうとする。今度こそ私を殺しに来るかもしれない」

 再び岩埼被告が叫ぶ。

「殺さない!!」

 即座に退廷を命じる裁判長。刑務官に引きずられながら、岩埼被告が絶叫する。

トピックス

真剣交際が報じられた犬飼貴丈と指原莉乃(SNSより)
《仮面ライダー俳優・犬飼貴丈と真剣交際》“芸能界の財テク王”指原莉乃の「欲しいもの全部買ってあげる」恋愛観、私服は6万超え高級Tシャツ
NEWSポストセブン
母の日に家族写真を公開した大谷翔平(写真/共同通信社)
《長女誕生から1か月》大谷翔平夫人・真美子さん、“伝説の家政婦”タサン志麻さんの食事・育児メソッドに傾倒 長女のお披露目は夏のオールスターゲームか 
女性セブン
奥本美穂容疑者(32)の知られざる”アイドル時代”とは──(本人SNSより)
《フリフリのセーラー服姿》覚せい剤で逮捕の美人共犯者・奥本美穂容疑者(32)の知られざる“病み系アイドル時代”【レーサム元会長とホテルで違法薬物所持の疑い】
NEWSポストセブン
ぐんぐん上昇する女優たちのCMギャラ(左から新垣結衣、吉永小百合、松嶋菜々子/時事通信フォト)
【有名女優のCMギャラ一覧表】1億円の大台は80代と50代の2人 10本超出演の永野芽郁は「CM全削除なら5億円近く吹っ飛ぶ」の声も
週刊ポスト
万博初日、愛子さまは爽やかな水色のセットアップで視察された(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《雅子さまとお揃いパンツスーツ》万博視察の愛子さま“親子シミラールック”を取り入れたコーデに「ネックレスのデザインも相似形でした」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(Instagramより)
《美女・ホテル・覚せい剤…》元レーサム会長は地元では「ヤンチャ少年」と有名 キャバ嬢・セクシー女優にもアテンダーから声がかかり…お手当「100万円超」証言
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【独占直撃】元フジテレビアナAさんが中居正広氏側の“反論”に胸中告白「これまで聞いていた内容と違うので困惑しています…」
NEWSポストセブン
不倫報道の渦中、2人は
《憔悴の永野芽郁と夜の日比谷でニアミス》不倫騒動の田中圭が舞台終了後に直行した意外な帰宅先は
NEWSポストセブン
「全国赤十字大会」に出席された雅子さま(2025年5月13日、撮影/JMPA)
《愛子さまも職員として会場入り》皇后雅子さま、「全国赤十字大会」に“定番コーデ“でご出席 知性と上品さを感じさせる「ネイビー×白」のバイカラーファッション
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(Instagramより)
〈シ◯ブ中なわけねいだろwww〉レースクイーンにグラビア…レーサム元会長と覚醒剤で逮捕された美女共犯者・奥本美穂容疑者(32)の“輝かしい経歴”と“スピリチュアルなSNS”
NEWSポストセブン
永野芽郁のCMについに“降板ドミノ”
《永野芽郁はゲッソリ》ついに始まった“CM降板ドミノ” ラジオ収録はスタッフが“厳戒態勢”も、懸念される「本人の憔悴」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
スタッフの対応に批判が殺到する事態に(Xより)
《“シュシュ女”ネット上の誹謗中傷は名誉毀損に》K-POPフェスで韓流ファンの怒りをかった女性スタッフに同情の声…運営会社は「勤務態度に不適切な点があった」
NEWSポストセブン