スポーツ

荒れる春場所に注目の幕内力士 「壊し屋」松鳳山など

前頭3枚目、二所ノ関部屋の松鳳山

 19年ぶりの日本出身横綱・稀勢の里が誕生し、大相撲ブームが再燃している。「荒れる春場所」を楽しむには、4横綱だけでなく、力士たちの存在を知ることだ。幕内力士のなかから、注目の力士たちを紹介する。

●「壊し屋」松鳳山
(しょうほうざん、前頭3枚目、二所ノ関部屋)
 野球賭博事件(2010年)で2場所の出場停止処分を受け幕下まで転落。これをきっかけに厳しい相撲に変わったといわれる。2013年には豪風、琴欧洲、琴奨菊、琴欧洲と3場所で延べ4人を対戦翌日に休場へ追い込み、「壊し屋」の異名を取る。

●「押して押して押しまくる」北勝富士
(ほくとふじ、前頭5枚目、八角部屋)
 中学横綱、高校横綱、日体大2年で学生横綱、3年で国体優勝を果たしながら、4年でビッグタイトルが取れず前相撲からスタート。10場所連続負け越しなしで新入幕を果たす。初場所で高校、大学の先輩、妙義龍を豪快に押し倒している。

●「ネガティブの星」正代
(しょうだい、小結、時津風部屋)
 2015年の新十両昇進会見で、対戦したい相手を聞かれ「誰とも当たりたくない」と答えた“超ネガティブ関取”だが、立ち合いで変化しない姿勢は評価が高い。

●「21世紀版・技のデパート」宇良
(うら、前頭12枚目、木瀬部屋)
 関西学院大時代、幕内では50年以上出ていない「居反り」を決め、アクロバット力士として注目を浴びての角界入り。初場所では「首捻り」「渡し込み」「襷反り」など業師ぶりを十二分に発揮して11勝。新入幕を決めた。

写真■時事通信フォト

※週刊ポスト2017年3月24・31日号

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン