国内

花見の席でマナー知らず 「近所の腐れセレブ」にご注意を

花見の席でのいや~な思い出を語るオバ記者

 女性セブンの名物アラカン記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中の不条理に歯に衣着せぬ意見をぶつけるこのコーナー。今回のテーマはお花見です。

 * * *
 桜前線北上中。日本中がピンクに染まると、浮かれてみんな、花の下で飲めや歌えや。だけど、これがなかなかどうして。桜を愛でることなんかどうでもよくなる、いや~な格差を味わうことになるのよ。

 私が忘れられないのは、数年前の四谷の土手での花見。あそこは桜並木の横に小さなシートを1枚敷けるほどのスペースしかないのね。

 それでも空き地があったんで、女3人勇んで、花見の定番、鶏のから揚げとサンドイッチをコンビニで買い、「ちょっと寒いから」とおでんも数点追加して、ピクニックシートに並べたわけよ。

 で、横座りして、「かんぱーい」と缶酎ハイのプルトップを引いたところに、私らより少し年上の男女4人組が登場。隣のシートに陣取った。

「こんにちは」と私は挨拶したけど、ヒールを履いた女たちは「ああ」と目礼だけ。2人の男は、カートに積んだ大きな荷物の荷ほどきで忙しそう。

 それとなく聞いてたら、中の1人がアウトドア派らしく、4人用テーブルを組み立て始めて、その手際のいいこと。

 その上にギンガムチェックのテーブルクロスを敷いて、簡易椅子を並べたら、あっと言う間に“屋外イタリアン・レストラン”の出来上がり。そこに、小洒落たプラスチックの皿を並べて、数種類のチーズとサラミのフランスパン。そしてサラダ。

 それを横目に、こっちは柿ピーを手のひらにのせカパッと口に放り込み、話を続けようとしたんだけど、盛り上がらないったらないわよ。

 ただでさえ、向こうの方がちょっと目線が高くてヤな感じなのに加えて、スカしたイタリアン。フン、どうせこちらは、ブルーシートに直座りで、おでんの大根をつつく“ジベタリアン”だよ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト