国内

ネットの架空請求 「電話で話せばなんとかなる」は絶対にない

電話をかけてしまうと、後々面倒なことに(画像提供:トレンドマイクロ)

 インターネットで、様々なコンテンツを楽しんでいるうち、トラブルに見舞われることがある。ネット上で身に覚えがない請求を受けたとき、どのように対処するのがよいのか。

 例えば、有料アドルトサイトに入会してしまったと思い込み、入会金を求める文字の横に〈退会の手続き〉とあったので、その番号に電話をかけ、こちらの名前と電話番号を教えてしまった場合。

 不安になって電話をかけてしまうと、後々面倒なことになる。実際にこんなケースがあった。

「13万5000円の請求画面が表示され、〈退会手続き〉の番号に電話をかけたところ、相手に『キャンセルはできない。明日の14時までに13万5000円をコンビニで支払わないと料金が25万円になる』と言われた。

 高齢者は電話で話すことに慣れているので、『話せばなんとかなるはずだ』と思いがちだが、相手の方が一枚も二枚も上です。絶対に電話してはいけません」(国民生活センター・井上竜一氏)

 電話番号を非通知にしていなければ、相手に電話番号を知られ、催促の電話に悩まされることになる。その場合は着信拒否の設定をして、相手からの電話がつながらないようにする必要がある。固定電話の場合、例えばNTTなら「迷惑電話おことわりサービス」がある(月額600円)。携帯電話なら無料で着信拒否を設定できる。業者は警察からの摘発を逃れるために、3週間ほどで追跡を諦めることが多く、ちょっとの辛抱だ。

※週刊ポスト2017年4月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
《雅子さま、62年の旅日記》「生まれて初めての夏」「海外留学」「スキー場で愛子さまと」「海外公務」「慰霊の旅」…“旅”をキーワードに雅子さまがご覧になった景色をたどる 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
《悠仁さまの周辺に緊張感》筑波大学の研究施設で「砲弾らしきもの」を発見 不審物が見つかった場所は所属サークルの活動エリアの目と鼻の先、問われる大学の警備体制 
女性セブン
清水運転員(21)
「女性特有のギクシャクがない」「肌が綺麗になった」“男社会”に飛び込んだ21歳女性ドライバーが語る大型トラックが「最高の職場」な理由
NEWSポストセブン
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン