スポーツ

大谷翔平 ケガで投げていないことをメジャーはプラス評価か

米の評価は投手で?打者で?(撮影■山崎力夫)

 日本ハムの指揮官・栗山英樹監督といえば、昨季は「1番・投手」で大谷翔平(22)を起用し、史上初の投手による先頭打者ホームランを演出するなど固定観念にとらわれない采配でファンを沸かせた。日本一という最高の結果も残した。栗山采配でなければここまで大谷(パ・リーグMVP)が輝かなかったのも事実だろう。しかし今シーズンの大谷は4月8日、走塁の際に左太もも裏を痛めて途中交代。検査の結果、左大腿二頭筋肉離れと診断された。辛口評論で知られる江本孟紀氏は手厳しい。

「昨年は出来すぎでした。“大谷頼みの戦法”がたまたまハマっただけ。開幕カードで負け越し、低迷するチーム事情が栗山監督の判断ミスを生んだのでしょう」

 二刀流そのものについても懐疑的だった江本氏はこう続ける。

「二刀流ではどうしても練習が中途半端になり、ケガをしない体をつくれない。そもそも“投手ができない状態”で、打者を毎試合そつなくこなせるほど、プロは甘い世界ではない。“打者なら開幕OK”という判断が間違いです」

 今後、心配されるのは今オフに見込まれていたメジャー移籍への影響である。

 昨年、広島からドジャースに移籍した前田健太(29)は、入団時の健康チェックで右肘に問題が指摘され、契約金100万ドル(1億2000万円)、年俸は8年総額2400万ドル(28億8000万円、単年3億6000万円)と低額に抑えられた前例がある。

 日本人選手をメジャーに移籍させた経歴を持つ代理人が声を潜める。

「メジャーのスカウトは本国の球団幹部に逐一状況を報告しており、今回の一連の故障で大谷のメジャー移籍は先延ばしされるのでは、という見方も広がっている。

 逆にケガを理由にして大谷を安く買い叩き、入団後に手術の選択肢も含め、完治させようと目論むチームもあると聞く」

関連記事

トピックス

西城秀樹さんの長男・木本慎之介がデビュー
《西城秀樹さん七回忌》長男・木本慎之介が歌手デビューに向けて本格始動 朝倉未来の芸能事務所に所属、公式YouTubeもスタート
女性セブン
有村架純と川口春奈
有村架純、目黒蓮主演の次期月9のヒロインに内定 『silent』で目黒の恋人役を好演した川口春奈と「同世代のライバル」対決か
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
離婚のNHK林田理沙アナ(34) バッサリショートの“断髪”で見せた「再出発」への決意
NEWSポストセブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
小泉氏は石破氏に決起を促した
《恐れられる“純ちゃん”の政局勘》小泉純一郎氏、山崎拓氏ら自民重鎮OBの会合に石破茂氏が呼ばれた本当の理由
週刊ポスト
大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン