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鍵の不正複製対策4つ 見られるだけでパクり作られる

自宅の鍵を安易に見せないのが鉄則

 4月からの新生活にともない、新居に引っ越したという人も多いだろう。そこで気をつけなくてはならないのが、家の鍵だ。実は、鍵に書かれている番号とメーカーがわかれば、簡単に合鍵を作ることができるのだ。

 鍵に刻印されている番号はいわば鍵の個人情報。その番号とメーカーがわかればネットやFAXで合鍵作成を依頼でき、申請の際に依頼者が身分証などを提示する法的な義務もないのだ。実際、昨年9月には愛媛県松山市で女子大生宅に見知らぬ男が侵入する事件が発生。男は、事件前にマンション管理会社社員を装い被害女性宅を訪れ、鍵を見せるように要求、鍵の番号とメーカーをメモしておいて、ネット経由で合鍵を作っていたというのだ。

 つまり、鍵を盗み見されると合鍵を作られてしまう可能性があるということ。鍵の取扱業者も対策はしているが、所管する法律はなく、対応は業者ごとにまちまちだ。結局のところ、重要なのは、私たちが自分で対策することである。合鍵販売業者『俺の合鍵』代表の小林裕氏はこう話す。

「鍵番号はクレジットカードの番号や暗証番号と同じくらい大事なものです。他人には絶対に見せてはいけないし、友人にも貸してはダメ。外出先では机の上などに置きっぱなしにしないよう注意し、業者に預けるのも避ける。危機意識を持って鍵の管理をしましょう」

 見せない、貸さない、置かない、預けない。この「4ない」が合鍵の不正複製から身を守る鉄則だという。

 日常のちょっとした工夫も大きな対策になる。市販のキーカバーやシールを活用して鍵番号を隠すことも有効だ。

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